グランドミレーニア

グランドミレーニアは、東京都豊島区南池袋にそびえ立つ、地上31階、地下1階の超高層マンションです。その建設には、紆余曲折がありました。

建設の背景

2008年6月、新日本建物は、明治通りから少し入った場所に位置する戸建て住宅が密集していたエリアで、高さ78mの15階建てオフィスビル「南池袋プロジェクト」を発表しました。しかし、同年9月のリーマンショックの影響により、プロジェクトは頓挫。計画地は一時駐車場として利用されることとなりました。

2012年7月、住友不動産がセコムホームライフとNTT都市開発から土地を買収し、この場所にタワーマンションを建設することを決定しました。2013年5月には「南池袋一丁目計画」として着工し、2015年3月に竣工。「グランドミレーニア タワー&スイート」として誕生しました。

建物の特徴

建物は、幹線道路に対して約45度振った角度で配置されており、池袋側の賑やかな雰囲気と目白側の閑静な雰囲気を両立させています。アプローチは、池袋側のメインアプローチと、目白側のサブアプローチの二つが設けられています。

メインアプローチとエントランスホールは、黒を基調にワインレッドのアクセントウォールが印象的です。一方、サブアプローチは、交通量の多い明治通りからゲートで区切られ、アール壁が作り出す滑らかで落ち着いた動線と、それを迎える大庇が特徴的です。外観は、ブルーグレーのアウトフレームと、四隅をコーナーサッシュとしたガラス面が特徴となっています。

住戸と設備

池袋の繁華街に近いという立地から、ゲストルームや集会室は設けず、住戸のみに特化しています。住戸プランは、基本となる19タイプに加え、間取りを細かく変更できるカスタムオーダープランを多数用意しています。災害対策として、タワー型の中間免震構造を採用し、各階にセキュリティを設置するなど、防犯対策にも力を入れています。さらに、鍵を取り出す手間を省くハンズフリーシステムも導入されています。

販売価格は、6000万円台前半から9000万円台後半でした。

沿革

2012年7月: 住友不動産が土地を取得
2013年5月: 着工
2015年3月: 竣工

近隣施設

池袋年金事務所
西武池袋本店
ジュンク堂書店池袋本店

関連項目

* 東京都の超高層建築物・構築物の一覧

グランドミレーニアは、池袋の利便性を享受しながらも、静かで快適な住環境を提供する高層マンションとして、地域に根付いています。

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