グレイソン・グレイナー

グレイソン・ジェームズ・グレイナー（Grayson James Greiner, 1992年10月11日 - ）は、アメリカ合衆国サウスカロライナ州コロンビア出身の元プロ野球選手です。ポジションは捕手で、右投右打でした。

経歴

2014年のMLBドラフトでデトロイト・タイガースから3巡目（全体99位）で指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。同年、A級ウェストミシガン・ホワイトキャップスでプロデビューを果たし、26試合に出場、打率.322、2本塁打、16打点という成績を残しました。

2015年はA+級レイクランド・フライングタイガースで89試合に出場しましたが、打率は.183、3本塁打、21打点にとどまりました。

2016年には、A+級レイクランド、AA級エリー・シーウルブズ、AAA級トレド・マッドヘンズの3球団でプレーし、合計91試合に出場。打率.293、7本塁打、42打点、1盗塁を記録しました。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、ソルトリバー・ラフターズに所属しました。

2017年はAA級エリーとAAA級トレドでプレーし、2球団合計で103試合に出場、打率.237、14本塁打、44打点を記録。同年オフには、ルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐため、40人枠入りを果たしました。

2018年はAAA級トレドで開幕を迎え、5月4日にメジャー初昇格。5月6日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦で、「8番・捕手」として先発出場し、メジャーデビューを果たしました（結果は4打数1安打）。この年はメジャーで30試合に出場し、打率.219、12打点を記録しました。

2019年は、前年まで正捕手だったジェームズ・マッキャンがFAで退団したため、正捕手のポジションを獲得するチャンスでしたが、腰痛のため6月15日に負傷者リスト入り。9月にメジャー復帰を果たしたものの、この年は58試合の出場にとどまりました。

2020年以降は再びバックアップ捕手としての役割を担い、2020年は18試合、2021年は31試合に出場。2021年オフにFAとなりました。

2022年3月14日、アリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加。5月19日にメジャー契約を結び、アクティブ・ロースター入りしました。しかし、故障の影響もあり、わずか2試合の出場に留まり、同年オフにFAとなりました。

2023年1月5日、ミネソタ・ツインズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加しましたが、開幕前の3月24日に自由契約となりました。

2023年3月26日、コロラド・ロッキーズとマイナー契約を結びました。AAA級アルバカーキ・アイソトープスで開幕を迎え、20試合に出場しましたが、5月8日に自身のSNS上で現役引退を発表しました。

グレイナーは、メジャーでの出場こそ限られていましたが、各チームで着実に実績を積み重ねてきました。引退後は、野球で培った経験を活かし、新たな道に進むことが期待されます。

背番号
17（2018年 - 2021年）
14（2022年）

外部リンク
MLB 選手の通算成績と情報
ESPN
Baseball-Reference
Fangraphs
The Baseball Cube
Baseball-Reference (Register)
MiLB.com （英語）
Grayson Greiner (@ggreiner21) - X（旧Twitter）
* Grayson Greiner (@ggreiner21) - Instagram

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