グレイテスト・ヒッツ・ライヴ+ 4 NEW SONGS

ホワイトスネイクが2006年にリリースしたライブアルバム『グレイテスト・ヒッツ・ライヴ+ 4 NEW SONGS』（原題：Live... In the Shadow of the Blues）は、2003年の再結成以降、初のライブアルバムとしてファンの期待に応える作品となりました。このアルバムは、単なるライブ音源の収録に留まらず、デイヴィッド・カヴァデールとダグ・アルドリッチの共作によるスタジオ録音の新曲4曲も収録されている点が大きな特徴です。

日本盤CDはワーナーミュージック・ジャパンから2007年6月27日に発売されました。ホワイトスネイク名義でのスタジオ録音の新曲発表は、1997年のアルバム『レストレス・ハート』以来、実に9年ぶりとなり、ファンにとっては待望のリリースとなりました。新曲の中には、「オール・アイ・ウォント・イズ・ユー」がシングルカットされ、アルバムのプロモーションを盛り上げました。

アルバムは2枚組で構成されており、ディスク1には、「バッド・ボーイズ」「スライド・イット・イン」「スロー・アンド・イージー」といった初期の代表曲から、「イズ・ディス・ラヴ」「スティル・オブ・ザ・ナイト」など、80年代のヒット曲まで、ホワイトスネイクの歴史を彩る名曲が数多く収録されています。さらに、「ブルース・フォー・マイレーン'06」「スネイク・ダンス'06」といった、ダグ・アルドリッチのギタープレイが光るインストゥルメンタル曲も収録されています。

ディスク2には、ディープ・パープル時代の楽曲である「紫の炎〜嵐の使者」や、「ギヴ・ミー・オール・ユア・ラヴ」「シャドウ・オブ・ザ・ブルース」などの人気曲に加え、「レディ・アン・ウィリング」「ドント・ブレイク・マイ・ハート・アゲイン」といった、ライブでの定番曲が収録されています。そして、アルバムの最後には、スタジオ録音の新曲4曲が収録されており、新旧のファンを満足させる構成となっています。

新曲は、「イフ・ユー・ウォント・ミー」「オール・アイ・ウォント・イズ・ユー」「ドッグ」の3曲に加え、ボーナストラックとして、ライブバージョンの「クライング・イン・ザ・レイン（フィーチャリング・ドラム・ソロ）」が収録されています。特に「オール・アイ・ウォント・イズ・ユー」はシングルとしてもリリースされ、アルバムの注目度を高めました。

参加ミュージシャンは、デイヴィッド・カヴァデール（ボーカル）、ダグ・アルドリッチ（ギター、バッキング・ボーカル）、レブ・ビーチ（ギター、バッキング・ボーカル）、ティモシー・ドゥルーリー（キーボード、バッキング・ボーカル）、ユーライア・ダフィ（ベース、バッキング・ボーカル）、トミー・アルドリッジ（ドラムス）といった、実力派ミュージシャンが名を連ねています。

このアルバムは、ホワイトスネイクの過去から現在までを網羅し、彼らの魅力を余すことなく伝える作品として、多くのファンから高い評価を得ています。ライブパフォーマンスの迫力と、新曲のクオリティの高さが融合した、聴き応えのある一枚です。

収録曲

ディスク1
1. バッド・ボーイズ
2. スライド・イット・イン
3. スロー・アンド・イージー
4. ラヴ・エイント・ノー・ストレンジャー
5. ジャッジメント・デイ
6. イズ・ディス・ラヴ
7. ブルース・フォー・マイレーン'06
8. スネイク・ダンス'06
9. クライング・イン・ザ・レイン
10. ハート・オブ・ザ・シティ
11. フール・フォー・ユア・ラヴィング
12. ヒア・アイ・ゴー・アゲイン
13. スティル・オブ・ザ・ナイト

ディスク2
1. 紫の炎〜嵐の使者
2. ギヴ・ミー・オール・ユア・ラヴ
3. シャドウ・オブ・ザ・ブルース
4. ザ・ディーパー・ザ・ラヴ
5. レディ・アン・ウィリング
6. ドント・ブレイク・マイ・ハート・アゲイン
7. テイク・ミー・ウィズ・ユー
8. レディ・トゥ・ロック
9. イフ・ユー・ウォント・ミー
10. オール・アイ・ウォント・イズ・ユー
11. ドッグ
12. クライング・イン・ザ・レイン（フィーチャリング・ドラム・ソロ）

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