ケイトリン・オズモンド

ケイトリン・オズモンドについて

ケイトリン・オズモンド（Kaetlyn Osmond）は、1995年12月5日生まれのカナダ出身の元フィギュアスケート選手です。彼女は特に2018年平昌オリンピックでの活躍が注目され、団体戦で金メダルを、個人戦では銅メダルを獲得しました。さらに、同年の世界選手権では優勝し、カナダ女子シングル選手として45年ぶりに金メダルを手にしました。

経歴

オズモンドは1978年にカナダ・アルバータ州エドモントンにてスケートを始めました。彼女の選手キャリアは早くから始まり、2012年にはカナダ選手権でショートプログラム（SP）で首位に立ち、総合では3位に入賞。その後、彼女は2012-2013シーズンにシニアクラスに昇格しました。

シニアに移行してからは、ネーベルホルン杯やスケートカナダなど、さまざまな大会で連続優勝を果たし、カナダ選手権でも初優勝を達成しました。この年の世界選手権では8位に入賞し、初めてのシニア世界選手権での出場を果たしました。3年間の応用を経て、2014年にはソチオリンピックの団体戦に出場し、銀メダルを獲得しました。

その後も競技生活において様々な怪我に悩まされながらも、着実に成績を向上させていきました。2015-2016シーズンではネーベルホルン杯で優勝しましたが、スケートカナダでは多くの転倒に苦しみ、その後も怪我の影響で大会を欠場し続けました。

競技における成功

2016-2017シーズンにはフィンランディア杯で優勝し、その後のスケートカナダでは200点台のスコアを取得し銀メダルを獲得しました。また、岡山では中国杯での銀メダル獲得を経て、グランプリファイナルに初めて出場し、銅メダルを獲得しました。このシーズンのカナダ選手権では、ISU非公認ではありますが81.01点を記録して見事に優勝し、再び雪崩のような活躍を見せました。

2017-2018シーズンでは、オータムクラシックでFSのパーソナルベストを達成し、グランプリシリーズのスケートカナダでの優勝にもつながりました。平昌五輪では団体戦で金メダル、個人戦で銅メダルをを手に入れ、世界選手権では逆転勝利で金メダルを獲得。この偉業は、カナダ女子フィギュアスケート史上の大きな成果となりました。

引退とその後

彼女は2018年6月にグランプリシリーズの欠場を発表し、続けて8月には2018-2019シーズンのすべての試合への欠場を公表しました。最終的に、2019年5月に競技からの引退を発表し、彼女のフィギュアスケートキャリアは一区切りしました。

キャラクターと技術

オズモンドの趣味は読書や塗り絵で、舞台裏では穏やかな性格を持つ一面があります。彼女のスケーティング技術においては、アクセルを除く5種類の3回転ジャンプを習得しており、特にスピンのバリエーションの豊富さが評価されています。冷静な演技と個性的なスタイルを持ちながらも、苦手なルッツジャンプではエッジエラーが発生することもあります。

彼女の長いキャリアを経た後も、多くのファンに愛されているケイトリン・オズモンド。彼女の未来の活動にも期待が寄せられています。

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