コディ・クレメンス

コディ・アレク・クレメンス（Kody Alec Clemens）は、1996年5月15日、アメリカ合衆国テキサス州ヒューストン出身のプロ野球選手です。内野手、外野手として活躍し、現在はMLBのフィラデルフィア・フィリーズに所属しています。右投左打。

父は、サイ・ヤング賞を7度も受賞した伝説的な投手、ロジャー・クレメンスです。コディは四人兄弟の末っ子で、3人の兄（コービー、コリー、ケイシー）も全員野球をしていました。長男のコービーは2005年のドラフト8巡目、次男のコリーは2013年のドラフト35巡目、三男のケイシーは2017年のドラフト8巡目でそれぞれ指名を受けています。

コディ自身も、2015年のMLBドラフトでヒューストン・アストロズから35巡目指名を受けましたが、契約せずにテキサス大学オースティン校へ進学しました。大学時代にはトミー・ジョン手術を受けていますが、最終年の2018年には打率.352、24本塁打、72打点という目覚ましい成績を残し、大学野球の最優秀選手に贈られるディック・ハウザー・トロフィーの最終候補にも選ばれました。

2018年のMLBドラフト3巡目（全体79位）でデトロイト・タイガースから指名を受け、プロ入りを果たします。A級、A+級でプレーした後、2020年は独立リーグで経験を積み、2021年にはAAA級まで昇格しました。同年11月には40人枠入りを果たし、メジャー昇格への期待が高まります。

2022年5月30日、ついにメジャー初昇格。翌日のミネソタ・ツインズ戦で「6番・二塁手」として先発出場し、メジャーデビューを飾りました。同年9月5日のロサンゼルス・エンゼルス戦では、9点差で負けている8回裏に投手として登板。大谷翔平から三振を奪うというサプライズもありました。

2023年1月7日、マット・ビアリング、ニック・メイトン、ドニー・サンズとのトレードで、グレゴリー・ソトと共にフィラデルフィア・フィリーズへ移籍。新たなチームでの活躍が期待されています。

クレメンスは内野手、外野手としてだけでなく、投手としても非凡な才能を見せるユーティリティプレーヤーです。父の偉大な記録を受け継ぎ、MLBでの更なる飛躍を目指します。

年度別打撃成績

(2024年度シーズン終了時)

MLBポストシーズン打撃成績

(2024年度シーズン終了時)

年度別投手成績

(2024年度シーズン終了時)

年度別守備成績

投手守備
内野守備
外野守備
(2024年度シーズン終了時)

背番号

21（2022年 - ）

関連項目

メジャーリーグベースボールの選手一覧 C
親子のメジャーリーグベースボール選手一覧
* トミー・ジョン手術を受けた野球選手一覧

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