コビー (高速船)

高速船コビーについて

コビー（Kobee, 코비）は、日本の長崎県対馬市と韓国の釜山の間を結ぶ高速船です。未来高速株式会社が所有・運航しており、その名の由来は「KOrea」と「BEE（蜂）」を組み合わせた造語です。

運航船舶

コビーは、以下の2種類の船舶で運航されています。

PS-30
ボーイング929

これらの船舶は、いずれも全没翼型水中翼船と呼ばれるタイプで、半没翼型に比べて波による揺れが少ないのが特徴です。

概要

未来高速株式会社は、韓国の釜山市に本社を置いています。コビー3号（釜山-博多）とコビー5号（釜山-対馬）は、1977年に建造された古い船で、韓国で最も古い現役の旅客船です。これは、川崎重工によるジェットフォイルの建造が遅れていた時期のもので、当時としては珍しいことではありませんでした。

2005年時点では、博多-釜山間の約200kmを、時速約83km（45ノット）で約3時間で結び、1日に3～4往復していました。2006年4月からは、JR九州高速船のビートルと共同運航を行っていましたが、2016年3月31日に共同運航は終了しています。

2010年には、コビー3号が主要部品が外れた状態で出港し、10時間漂流する事故が発生しました。

運航船名

現在、以下の3隻で運航されています。

コビー (PS-30)：2001年に香港のTurboJET社から譲渡。韓国船籍。
コビー3号 (929)：韓国船籍。
コビー5号 (929)：パナマ船籍。

設備

各船の旅客定員は以下の通りです。

コビー：222名
コビー3号：229名
コビー5号：223名

関連項目

ビートル) (JR九州高速船)
カメリアライン
博釜航路
コリアレールパス

外部リンク

JR九州高速船
未来高速（韓国語）

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