コフーン準男爵

コフーン準男爵について

コフーン準男爵（Colquhoun baronets）は、イギリスの準男爵位であり、以下の2つが存在します。

コフーン準男爵 (ノバスコシア準男爵、1625年創設)
コフーン準男爵 (グレートブリテン準男爵、1786年創設)

コフーンのコフーン準男爵 (1625年)

コフーンのコフーン[準男爵]は、ルスのコフーン氏族であるジョン・コフーンが1625年8月30日にノバスコシア準男爵として叙位されたことに始まります。5代準男爵ハンフリー・コフーンには娘アンしかいなかったため、1704年3月30日に準男爵位をいったん王冠に返還し、4月29日に新たな継承方法を規定した上で再度与えられました。これにより、娘婿のジェイムズ・グラントと彼とアンの間の男系男子が相続人となりました。ハンフリーの死後、準男爵位はグラント家へ移り、9代準男爵ルイス・グラントが1811年にスコットランド貴族爵位である第5代シーフィールド伯爵（男子なき場合に女子相続が規定されている）を継承したため、その従属称号となりました。

その後、9代準男爵'>[シーフィールド伯爵]は1884年6月17日に連合王国貴族爵位ストラスペイ男爵に叙されました。しかし、1915年11月12日に娘しかいなかった第11代シーフィールド伯爵が死去した際、男系男子に限定されるストラスペイ男爵と準男爵位は、11代伯の女系に継承が行われたシーフィールド伯爵と分離し、10代伯の次男に継承されました。以降、準男爵位はストラスペイ男爵位の従属称号として彼の子孫に受け継がれて存続しています。詳細はシーフィールド伯爵とストラスペイ男爵を参照してください。

歴代準男爵

初代準男爵：サー・ジョン・コフーン (John Colquhoun, -1650頃)
2代準男爵：サー・ジョン・コフーン (John Colquhoun, 1622頃–1676)
3代準男爵：サー・ジェイムズ・コフーン (James Colquhoun, ?-1680頃)
4代準男爵：サー・ジェイムズ・コフーン (James Colquhoun, ?-1688頃)
5代準男爵：サー・ハンフリー・コフーン (Humphrey Colquhoun, -1718頃)
6代準男爵：サー・ジェイムズ・グラント (James Grant, 1679–1747)
7代準男爵：サー・ルドウィック・グラント (Ludovick Grant, 1707–1773)
8代準男爵：サー・ジェイムズ・グラント (James Grant, 1738–1811)
9代準男爵：サー・ルイス・アレグザンダー・グラント (Lewis Alexander Grant, 1767–1840) - 1811年にシーフィールド伯爵位を継承
以降はシーフィールド伯爵とストラスペイ男爵を参照

ルスのコフーン準男爵 (1786年)

ルスのコフーン[準男爵]は、上記の6代準男爵ジェイムズ・グラントと5代準男爵ハンフリー・コフーンの娘アンの間の次男でコフーン荘園を相続したジェイムズ・コフーンが、1786年6月27日にグレートブリテン準男爵として叙位されたことに始まります。

歴代準男爵

初代準男爵：サー・ジェイムズ・コフーン (James Colquhoun, 1714–1786)
2代準男爵：サー・ジェイムズ・コフーン (James Colquhoun, 1741–1805)
3代準男爵：サー・ジェイムズ・コフーン (James Colquhoun, 1774–1836)
4代準男爵：サー・ジェイムズ・コフーン (James Colquhoun, 1804–1873)
5代準男爵：サー・ジェイムズ・コフーン (James Colquhoun, 1844–1907)
6代準男爵：サー・アラン・ジョン・コフーン (Alan Colquhoun, 1838–1910)
7代準男爵：サー・イアン・コフーン (Iain Colquhoun, 1887–1948)
8代準男爵：サー・アイヴァー・イアン・コフーン (Ivar Iain Colquhoun, 1916–2008)
9代準男爵：サー・マルコム・ロリー・コフーン (Malcolm Rory Colquhoun, 1947-)
法定推定相続人：パトリック・ジョン・コフーン(Patrick John Colquhoun, 1980-)
* 法定推定相続人の法定推定相続人：アーサー・ステュワート・コフーン(Arthur Stewart Colquhoun, 2012-)

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