コヘデス州

コヘデス州（ベネズエラ）

コヘデス州は、ベネズエラ北部に位置する州です。州都はサンカルロスで、面積は約1万4800平方キロメートル、人口は約37万人（2019年推計）です。

歴史

コヘデス州は、先住民族にとってオリノコ川流域とタカリグア湖（バレンシア湖）を結ぶ交通の要衝でした。

1750年には、セビリアのシリロ・バウティスタ宣教師がサンタ・クララ・デ・カラマカテを建設しました。1760年には、マルティ司教が初めてこの地域に関する記録を著しています。同年、ガブリエル・デ・サン・ルーカスとカディスのサルバドールの二人の宣教師によって、サン・カルロス市（当初はサン・カルロス・デ・アウストリア）が建設されました。また、パブロ・デ・オリチュエラ宣教師によってエル・ティナコのヌエストラ・セニョーラ・デ・ラ・チキンクイラが建てられました。翌年の1661年にはエル・パオが建設されています。これらの町は、ベネズエラ州の法のもとで郡となりました。

独立当初は、カラボボ州の一部でした。

地理

コヘデス州は、ベネズエラの中央平原に位置し、ヤラクイ州、カラボボ州、グアリコ州、バリナス州、ポルトゥゲサ州、ララ州と隣接しています。州内には、広大な草原や森林が広がっています。

基礎自治体

コヘデス州は、下記の9つの市（ムニシピオ）から構成されています。括弧内は各市の中心地です。

アンソアテギ市（コヘデス）
ファルコン市（ティナキージョ市）
ヒラルドト市（エル・バウル）
リマ・ブランコ市（マカポ）
パオ・デ・サン・フアン・バウティスタ市（エル・パオ）
リカウルテ市（リベルタード）
ロムロ・ガジェーゴス市（ラス・ベガス）
サン・カルロス市（サン・カルロス）
ティナコ市（ティナコ）

経済

コヘデス州の主要な産業は、農業と畜産業です。米、トウモロコシ、豆類、ゴマなどが栽培され、牛、豚、鶏などが飼育されています。また、州内には石油資源も存在し、石油産業も重要な役割を果たしています。

観光

コヘデス州には、美しい自然景観や歴史的な建造物が数多く存在します。サン・カルロス市には、植民地時代の教会や博物館があり、観光客に人気です。また、州内各地には、温泉や滝などの自然スポットも点在しています。

関連項目

ベネズエラの行政区画

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