コラショ

コラショ：進研ゼミ小学講座を彩る人気キャラクター

コラショは、ベネッセコーポレーションが展開する通信教育講座「進研ゼミ小学講座」（小学3年生まで）に登場する、愛らしいマスコットキャラクターです。1998年の初登場以来、長きにわたって子どもたちに親しまれ、学習を楽しくサポートする存在として定着しています。

コラショ誕生秘話：ランドセルと妖精の出会い

コラショ誕生のきっかけは、1996年に進研ゼミ編集室で始まった新しいキャラクター企画でした。小学生に寄り添うキャラクター像を目指し、親しみやすさと学習意欲を高めるデザインが求められました。その結果、小学生にとって身近な存在であるランドセルをモチーフに、小学1年生がランドセルを背負うときの掛け声「よっこらしょ」から名付けられました。

コラショの設定：ランドセルの妖精

コラショは、一見するとウサギのように見えますが、実はランドセルの妖精です。背中にはランドセルの証であるポケットがあり、ウサギの耳に見える部分はランドセルの肩ベルトというユニークな設定です。

食いしん坊で、特にシュークリームが好物。好き嫌いはなく、何でもおいしそうに食べます。コラショは、キッズという少年の家に居候しており、キッズやその幼馴染であるラッキー、そして個性豊かな仲間たちと、楽しい毎日を過ごしています。

コラショの最大の特徴は「コラショパワー」と呼ばれる不思議な力です。周囲にあるものを自在に操り、話すことや動かすことが可能です。しかし、この能力を使うと空腹になってしまうため、頻繁には使いません。また、歌は音痴ですが本人は全く自覚していません。

コラショを支える仲間たち

コラショの物語には、魅力的なキャラクターたちが数多く登場します。

キッズ（井上きずな）： コラショの居候先で、兄弟のように仲が良い少年。ケーキ屋「トルテ」を営む家庭で育ち、工作とサッカーが得意です。
ラッキー（村木こすも）： キッズの幼馴染で、隣の家に住む少女。ピアノとバレエを習っており、上品で優しい性格です。
いけのカンがえる： 頭に缶をのせたカエル。コラショパワーによって人格を得たユニークな存在。読書が趣味で、200冊以上の本を読破しています。
うさぎのめめ： ラッキーがもらったぬいぐるみでしたが、コラショパワーによって命を吹き込まれたうさぎ。泣き出すと止まらないという一面も持ち合わせています。

その他にも、学年ごとに登場するキャラクターがおり、それぞれがコラショたちの物語を彩ります。「チャレンジ2年生」では漢字仙人、「チャレンジ3年生」ではブン兄ちゃんやくりけいかんといった個性豊かなキャラクターが登場し、学習をサポートします。

コラショの活躍：アニメ、映画、教材など

コラショは、進研ゼミ小学講座の教材だけでなく、様々なメディアで活躍しています。

アニメーションDVD： 小学校入学を控えた子どもたち向けに制作されたアニメーションDVDは、家庭や幼稚園・保育園で広く配布され、高い人気を誇ります。YouTubeでも公開されており、再生回数は1500万回を突破しています。
映画： コラショ誕生20周年を記念して制作された映画『映画コラショの海底わくわく大冒険！』は、2019年に公開されました。
目覚まし時計： 『チャレンジ1ねんせい』の付録として配布されているコラショの目覚まし時計は、2018年までに累計610万台以上を出荷されています。
教材ワーク： ベネッセが発行する『入学の準備　国語・算数ワーク』の表紙にもコラショが描かれています。

このように、コラショは教材、アニメ、映画など様々なメディアを通じて、子どもたちの学習をサポートし、長年に渡って愛され続けているキャラクターです。その親しみやすいキャラクター性と、学習意欲を高める工夫は、多くの子どもたちに好影響を与え続けています。

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