コンチネンタルオープン

コンチネンタルオープン

コンチネンタルオープンは、世界各地で開催される柔道の国際大会です。2009年のIJFワールド柔道ツアー導入に伴い、以前の国際大会から名称と位置づけが変更されました。

概要

この大会は国際柔道連盟（IJF）主催ではないため、IJFワールド柔道ツアーには含まれません。各大陸連盟が主催しており、2013年からは「コンチネンタルオープン」という名称が用いられています。

大会名は、開催される大陸名と都市名を組み合わせて表現されます（例：ヨーロッパオープン・ソフィア）。

コソボ柔道連盟は、2012年に国際柔道連盟に加盟しましたが、ヨーロッパ柔道連盟への加盟が遅れたため、当初はアルバニアまたは国際柔道連盟の名の下で大会に出場していました。2015年にヨーロッパ柔道連盟への加盟が承認され、コソボ代表として出場が可能になりました。2017年6月以降は、各国代表が各階級に無制限にエントリーできるようになりました。また、コンチネンタルオープンは全柔連の強化指定選手でなくても参加できます。

ヨーロッパ地域では、男女の大会が別々の国で開催されることがありますが、他の地域では同一国で開催される傾向があります。世界ランキングのポイント対象大会であり、順位に応じてポイントが付与されます。IJFワールド柔道ツアーのエントリー締め切りは大会の1週間前ですが、コンチネンタルオープンの場合は2週間前となっています。

大会の特徴

IJF会長のマリウス・ビゼールは、コンチネンタルオープンを有力なクラブチームに所属する選手向けの大会であると述べています。

主催国だけでなく、参加各国は各階級最大4名まで選手を出場させることができました（2017年以降、この制限は撤廃）。
出場選手のうち、世界ランキング上位8名がシードされます。
準々決勝で敗れた選手は敗者復活戦に進めますが、それ以前に敗れた選手は試合終了となります。
グランドスラムやグランプリとは異なり、出場して1試合以上勝利した選手は全員ポイントが付与されます（グランドスラムやグランプリでは、主催国のみ4名出場が可能で、上位2名のみにポイントが付与）。
メダルを獲得しても、基本的に賞金は授与されません（ただし、ワールドカップ・アルマトイのように、主催国の連盟の裁量で賞金が授与される場合もあります）。
ワールドカップ・サンパウロやワールドカップ・ウランバートルなど、一部の大会はIppon.TVで放映されていました。ヨーロッパで開催されるコンチネンタルオープンの試合は、Ippon.TVではなく、ヨーロッパ柔道連盟（EJU）のサイトでライブ中継されます。

獲得ポイント

(出典: JudoInside.com)

脚注

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