コンバット豊田

コンバット豊田: 日本の女子プロレス界の伝説

プロフィール

コンバット豊田（ほんみょう: 豊田 記代）は、1967年10月26日に和歌山県和歌山市で生まれた元女子プロレスラーです。身長168cm、体重80kgと、女性レスラーとしては大型でありながら、素早い動きが特長でした。彼女のリングネーム「コンバット豊田」は、強さと献身的な姿勢を象徴しています。

経歴

豊田は1986年9月17日に宍戸江利花との対戦でプロレスデビューを果たし、すぐに全日本女子プロレスの新人王に輝きます。この快挙は、彼女の才能を広く認識されるきっかけとなりました。1988年になると、彼女はダイナマイト・ベア（2代目）として覆面を被り、その後全日本女子プロレスを退団。

その後、同期の天田麗文や工藤めぐみとの関係を生かして、FMWマットに再登場しました。1990年には、工藤と組んでカムバックし、元全女選手たちの加入は女子プロレスの関心を一新させました。最終的には、リングネームを「コンバット豊田」と改め、さらなる活躍を見せます。

彼女の特徴的な技には、パワーボムやライガーボムといった力強い技があり、特にドロップキックの名手として知られていました。体重100kgにもかかわらず、その動きは非常に俊敏で、観客を魅了しました。

ハードコアレスリングの先駆者

1996年5月5日、豊田は工藤と共に女子として初のノーロープ有刺鉄線・電流爆破デスマッチを行い、プロレス界においてその名を知られることとなります。この試合の後、彼女は正式にプロレスラーとしてのキャリアを終了しました。

引退後の活動

引退後は、祖父の名を冠したラーメン屋台「半次郎」を始め、多くのプロレス仲間が訪れました。その後、千葉県浦安市の有名焼肉店で12年間の修行を経て、2013年には兵庫県尼崎市に炭火焼肉ホルモン店『いこら』を開店しました。

2015年の超花火イベントでは、現役時代の同僚たちと共に観戦し、後輩のミス・モンゴルを守るために松山勘十郎にラリアットを決行する場面も見られました。現役時代には、数多くの雑誌の表紙を飾るなど、その存在感は今なお健在です。

得意技

• - パワーボム: 大仁田厚譲りの技を駆使し、フィニッシャーとして活躍。
• - ライガーボム
• - ラリアット
• - ドロップキック: その名手として知られ、観客を魅了しました。
• - バックドロップ
• - ボディ・スプラッシュ
• - パワースラム

獲得タイトル

• - 1986年度新人王
• - 初代WWA世界女子王座

コンバット豊田は、そのユニークなキャリアと数々の功績により、女子プロレス界における伝説的な存在として名を刻んでいます。彼女の活躍はただの過去のことではなく、今後のレスラーたちにも影響を与え続けることでしょう。

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