コンパル

株式会社コンパル

株式会社コンパルは、愛知県名古屋市を中心に店舗を展開する喫茶店運営会社です。地元では知らない人はいないほどの老舗として知られています。

概要

コンパルの名前の由来は、創業者の若田積蔵が第二次世界大戦中に中国で見た、繁盛していた飲食店「金春」から取られています。その店名にあやかり、日本でも繁盛店にしたいという思いが込められています。

沿革

1947年（昭和22年） - 若田積蔵が名古屋市中区で喫茶店「コンパル」を開業しました。
1948年（昭和23年） - 現在の大須本店がある場所に移転しました。
1949年（昭和24年） - 合資会社コンパルとして会社設立。
1973年（昭和48年） - 名古屋市昭和区に本社ビルを建設し、コンパル御器所店を開業。同時に、セントラルキッチン部門を開設しました。
1978年（昭和53年） - 株式会社コンパルに組織変更しました。
1983年（昭和58年）ごろ - 人気メニューであるエビフライサンドが誕生しました。タレントのタモリが発した「エビフリャー」という言葉がきっかけになったという説があります。
1989年（平成元年） - 世界デザイン博覧会港会場に出店しました。
1991年（平成3年） - 名古屋市南区南野にセントラルキッチン食品工場が完成しました。
2006年（平成18年） - 瀬戸焼きそば専門店「福蔵」を開業しました。
2020年（令和2年） - 全店舗で終日禁煙となりました。

メニュー

コンパルといえば、種類豊富なサンドウィッチと、独特な提供方法のアイスコーヒーが有名です。アイスコーヒーは、氷の入ったグラスと、コーヒーカップに注がれた状態で提供されます。これは、客が自分の好みに合わせて濃さを調整できるようにするためです。

店舗

コンパルは、名古屋市内に複数の店舗を展開しています。

かつて存在した店舗

浄心店
瑞穂通店（名古屋市瑞穂区瑞穂通）
大曽根店
鶴舞店
豊田ビル店
テルミナ店
名古屋市総合体育館店
国際センタービル店

脚注

参考文献

牛田正行『名古屋まる知り新事典』ゲイン、2005年2月。ISBN 978-4901621298。

外部リンク

公式ウェブサイト（日本語）

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