コーリー・スパンジェンバーグ

コーリー・スパンジェンバーグ：多彩な才能を持つユーティリティープレイヤー

コーリー・ジョセフ・スパンジェンバーグ（Cory Joseph Spangenberg, 1991年3月16日 - ）は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州出身のプロ野球選手です。内外野をこなすユーティリティープレイヤーとして、メジャーリーグ（MLB）と日本プロ野球（NPB）で活躍しました。右投左打。

プロ入りとパドレス時代

2011年のMLBドラフトで、サンディエゴ・パドレスから1巡目（全体10位）という高い評価を受け指名され、プロの道を歩み始めます。2014年9月1日にメジャーデビューを果たし、翌日にはサヨナラ本塁打を放つ鮮烈なデビューを飾りました。2015年には108試合に出場し、打率.271を記録しましたが、2016年は怪我に苦しみ、出場機会が限られました。2017年には三塁手へコンバートされ、自己最多の129試合に出場。打率.264、13本塁打を記録し、レギュラーとして活躍しました。

ブルワーズ時代

2019年にはミルウォーキー・ブルワーズと契約。AAA級では好成績を残しましたが、メジャーでは32試合の出場にとどまりました。

西武ライオンズ時代

2019年オフに埼玉西武ライオンズへ移籍。登録名は「スパンジェンバーグ」。

2020年は開幕戦から1番・左翼手として先発出場し、6月には来日初本塁打となる満塁本塁打を放ちました。111試合に出場し、15本塁打、8三塁打、打率.268を記録。チームの中心打者として活躍しました。
2021年は内野手登録に変更。しかし、来日が遅れ、調整不足もあってか、安定した成績を残すことができませんでした。最終的に、左膝の状態悪化のため、シーズン途中で帰国、退団となりました。

カージナルス時代

2022年にはセントルイス・カージナルスとマイナー契約を結びましたが、メジャー昇格の機会はなく、シーズン終了後にFAとなりました。

プレースタイル

内外野をこなせるユーティリティープレイヤーであり、特に二塁と三塁の守備に安定感があります。西武ライオンズでは、チーム事情に応じて様々なポジションを守り、貢献しました。打撃ではパンチ力があり、長打も期待できる選手です。

詳細情報

• - ポジション：外野手、内野手
• - 投打：右投左打
• - 愛称：スパンジー(Spangy)

コーリー・スパンジェンバーグは、そのユーティリティー性とパンチ力で、MLBとNPBの双方で存在感を示した選手でした。日本での活躍は、多くの野球ファンの記憶に残っています。

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