コール オブ デューティ

コール オブ デューティ（Call of Duty）

『コール オブ デューティ』は、2003年にリリースされたファーストパーソン・シューティングゲームで、第二次世界大戦をテーマとしています。本作は、シリーズの第1作目であり、プレイヤーはアメリカ、イギリス、ソビエト連邦の兵士として、異なるキャンペーンを通じて多様な戦場を体験します。特に、実際の歴史的な戦闘を基にした「ノルマンディー上陸作戦」や「スターリングラード攻防戦」などは、高いリアリティと臨場感を提供しています。

ゲームの特徴

本作は、アメリカ、イギリス、ソ連を舞台にした3本のキャンペーンで構成されており、合計26のミッションをクリアしていく形式です。特筆すべきは、AIによる自然な兵士の動きや、映画的な演出が施されている点です。スクリプトを用いて進行するため、プレイヤーの行動には制約があるものの、その分集中したゲーム展開が楽しめます。

また、ゲーム内の音響効果や「見える弾幕」によって、プレイヤーは大人数での戦闘の迫力を体感できます。これが他のファーストパーソン・シューティングゲームとは一線を画す要因となっています。2004年にはAIAS（Academy of Interactive Arts & Sciences）から「ゲーム・オブ・ザ・イヤー」に選出され、そのクオリティが評価されました。

主要キャラクターとキャンペーン

アメリカ篇

このキャンペーンでは、プレイヤーは二等兵マーティンとして、アメリカ陸軍第101空挺師団に所属し、数々の危険な任務を遂行します。

• - マーティン：アメリカ編のプレイヤーキャラクター。冷静な指揮官である上官フォーリーの指導のもとで戦います。
• - フォーリー：大尉で、マーティンの上司。冷静な決断を下すリーダーです。

イギリス篇

イギリス篇では、プレイヤーはエヴァンスとして、イギリス陸軍第6空挺師団に所属し、様々なミッションをこなしていきます。

• - エヴァンス：軍曹で、特にアクティブな戦闘を遂行します。
• - プライス：彼の上官で、後の作品でも登場する人気キャラクターです。

ソビエト篇

ソビエト篇では、一般市民から召集されたアレクセイがプレイヤーキャラクターとして登場し、スターリングラードの戦いでの戦闘を体験します。

• - アレクセイ：二等兵で、過酷な戦闘環境を強いられます。
• - ズボフ：少佐として、アレクセイを指揮します。

多人数対戦とMOD

本作にはネットワークを介した多人数対戦モードも搭載されています。プレイヤーは連合軍または枢軸軍に分かれ、得点を競い合います。また、ゲームは「MODフレンドリー」で、多くのユーザーが独自のコンテンツを作成することができるのも大きな特徴です。

サウンドトラック

作曲はマイケル・ジアッキーノが担当し、迫力あるサウンドがプレイヤーの没入感をさらに高めます。ゲーム展開の緊張感を引き立てる音楽は、その評価の一因となっています。

結論

『コール オブ デューティ』は、リアルな戦場体験や多様なキャラクター、洗練された演出により、ファーストパーソン・シューティングゲームの金字塔を確立した作品です。踏襲されたデザイン理念は、今後のシリーズ作品にも多大な影響を与えています。

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