ゴールデングローブ賞 作曲賞

ゴールデングローブ賞 作曲賞について

ゴールデングローブ賞作曲賞（Golden Globe Award for Best Original Score）は、映画やテレビ作品における最優秀オリジナルスコアを対象とする権威ある賞です。この賞は、アメリカのハリウッド外国人映画記者協会によって選出されており、毎年行われるゴールデングローブ賞の一部門として設けられています。

歴史と受賞者の変遷

この賞が創設されたのは1947年で、その後、数十年にわたり多くの著名な作曲家が受賞しています。受賞者リストは、映画音楽の歴史を物語る重要な資料となっています。以下に、受賞者の一部を1940年代から2020年代まで、十年ごとに振り返ってみましょう。

1940年代

• - 1948年: マックス・スタイナー『ライフ・ウィズ・ファーザー』
• - 1949年: ブライアン・イースデイル『赤い靴』

1950年代

• - 1950年: ジョン・E・グリーン『検察官閣下』
• - 1953年: ディミトリ・ティオムキン『真昼の決闘』
• - 1959年: アーネスト・ゴールド『渚にて』

1960年代

• - 1960年: ディミトリ・ティオムキン『アラモ』
• - 1965年: モーリス・ジャール『ドクトル・ジバゴ』
• - 1969年: バート・バカラック『明日に向って撃て!』

1970年代

• - 1972年: ニーノ・ロータ『ゴッドファーザー』
• - 1977年: ジョン・ウィリアムズ『スター・ウォーズ』
• - 1979年: カーマイン・コッポラ、フランシス・フォード・コッポラ『地獄の黙示録』

1980年代

• - 1982年: ジョン・ウィリアムズ『E.T.」
• - 1987年: 坂本龍一、デイヴィッド・バーン『ラストエンペラー』

1990年代

• - 1994年: ハンス・ジマー『ライオン・キング』
• - 1997年: ジェームズ・ホーナー『タイタニック』

2000年代

• - 2003年: ハワード・ショア『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還|ロード・オブ・ザ・リング_王の帰還』
• - 2008年: A・R・ラフマーン『スラムドッグ$ミリオネア』

2010年代

• - 2016年: ジャスティン・ハーウィッツ『ラ・ラ・ランド』
• - 2018年: ジャスティン・ハーウィッツ『ファースト・マン』

2020年代

• - 2021年: ハンス・ジマー『DUNE/デューン 砂の惑星|DUNE_デューン 砂の惑星』
• - 2022年: ジャスティン・ハーウィッツ『バビロン』

まとめ

ゴールデングローブ賞作曲賞は、映画音楽の質を向上させるための重要な手段であり、多くの作曲家にとって名誉ある評価を受ける場となっています。受賞歴を通じて、映画音楽界の動向やトレンドを知ることもでき、その時代の文化や社会情勢も反映されているのです。今後も、新たな才能がこの舞台に登場し、映画音楽の歴史に名を刻むことを期待しています。

もう一度検索