ゴールドクイーン

ゴールドクイーン：輝ける競走馬の軌跡

2015年3月22日生まれの競走馬、ゴールドクイーン。その競走生活は、デビュー前の穏やかな牧場時代から、数々の重賞競走での勝利、そして地方競馬を経て繁殖牝馬となるまで、ドラマチックな展開を見せています。ここでは、ゴールドクイーンの生涯を詳細にたどります。

牧場時代とデビュー

離乳後は繁殖牝馬と共にのびのびと放牧されたゴールドクイーンは、おとなしく扱いやすい性格でした。しかしながら、内に秘めた強い意志も持ち合わせており、厩舎を出るのを嫌がる一面もあったと言われています。2017年6月17日、阪神競馬場でのデビュー戦でいきなり勝利を収めると、続くフェニックス賞も制覇。2連勝で将来を期待された矢先、左ひざ剥離骨折というアクシデントに見舞われ、長期休養を余儀なくされました。

重賞競走での活躍

2018年3月、復帰戦となった昇竜ステークスでは10着と振るわなかったものの、その後橘ステークスで3着と復調の兆しを見せると、新設重賞である葵ステークスでは9番人気ながら逃げ切り勝ちを収め、初代覇者となりました。続くバーデンバーデンカップでは2着と好走するも、その後は苦戦が続きました。しかし、ギャラクシーステークスでは8番人気ながら、1番人気をハナ差退ける逃げ切り勝ちで再び実力を見せつけました。

2019年、坂口正則調教師の定年退職に伴い坂口智康厩舎に移籍。4歳初戦となったかきつばた記念では不良馬場の中、ハイペースで逃げ切り、重賞2勝目を挙げ、坂口智康調教師に重賞初制覇をもたらしました。その後も、ながつきステークスで2着、JBCレディスクラシックで2着と好成績を収めましたが、カペラステークスでは5着と結果を残せませんでした。

ドバイ遠征と地方競馬転身

2020年は黒船賞を予定していましたが、ドバイゴールデンシャヒーンに選出され、遠征が決定。しかし、ドバイワールドカップデーの中止により、日本へ帰国することとなりました。この年は4戦に出走するも勝利には届かず、同年12月29日付でJRAの競走馬登録を抹消。笠松競馬、名古屋競馬と移籍を繰り返しましたが、思うような結果を残せず、NARの競走馬登録を抹消されました。

繁殖牝馬として

数々のレースを戦い抜いたゴールドクイーンは、2024年現在、繁殖牝馬として新たな道を歩み始めています。その半兄には、ゴールドブラザー（駿蹄賞、ゴールドジュニア優勝）がおり、母サザンギフトの弟にはアムロ（東海ダービー優勝）がいるなど、恵まれた血統を受け継いでいます。ゴールドクイーンの今後の繁殖成績にも期待がかかります。華麗なる競走生活を送ったゴールドクイーンの物語は、新たな章へと続いていきます。

競走成績と血統

詳細な競走成績についてはnetkeiba.com等の競馬情報サイトをご参照ください。また、血統表も同サイト等で確認できます。ゴールドクイーンの輝かしい実績と、今後の活躍に注目しましょう。

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