サウサリート (哨戒フリゲート)

サウサリート (USS Sausalito, PF-4)

サウサリートはアメリカ海軍のタコマ級フリゲートの一隻で、カリフォルニア州の町サウサリートに由来する名前を持っています。この艦船は、1943年の春にカリフォルニア州リッチモンドで起工され、艦種を変更した後、同年の夏に進水し、1944年3月に就役しました。最初の艦長は、エドワード・A・イブ中佐でした。

艦歴の始まり

就役後、サウサリートは1944年の秋にアラスカ州のエイダックに到着し、アラスカン・シー・フロンティアにおいて船団護衛任務に従事しました。この艦は1945年6月5日まで任務を続けた後、ワシントン州シアトルでオーバーホールのために向かいました。最終的に、1945年8月16日に退役し、レンドリース法を通じてソ連海軍に貸与され、EK-13として再び使用されました。

1949年にアメリカ海軍に返還されたサウサリートは、日本で予備役として保管されていましたが、朝鮮戦争の勃発により、海軍の需要が高まりました。そのため、サウサリートは1950年9月15日に再度就役することになりました。

朝鮮戦争とその後

艦長フランシス・W・デイリー少佐の指揮のもと、同艦は北朝鮮の興南へ向かい、港湾管制や掃海任務を行いました。さらに、敵の小型船や機雷からの警戒も行い、必要に応じて艦砲射撃を実施しました。

1951年初頭には、戦艦ミズーリとの連携や北朝鮮の沿岸に対する艦砲射撃を行い、佐世保や横須賀で定期的に行われる維持作業のため一時的に任務が中断されました。しかし、再開後には韓国沿岸における供給部隊の護衛を行いました。

1951年後半、サウサリートはフィリピンに向けて出航し、カロリン諸島では違法漁船の巡視を行い、1隻を拿捕する成果を上げました。クリスマスの後には、サイゴンやバンコク、シンガポール、ペナンへの親善訪問を実施しました。2月には再び韓国水域に戻り、護衛および巡視任務に就きました。

韓国海軍への移管

最終的に、1952年6月9日にサウサリートは退役し、9月4日に韓国海軍に貸与され、臨津江（ROK Imjingang, PF-66）として再就役しました。この艦は、1951年に発生した衝突事故により修復不能となったもので、朝鮮戦争の戦功により6個の従軍星章を受け取っています。艦船としての歴史を持つサウサリートは、その歴史とともに多くの海軍に貢献し続けています。

艦の詳細については、以下の外部リンクも参照してください。

• - USS Sausalito - ウェイバックマシン
• - USS Sausalito | Navsource
• - USS Sausalito | Hazegray

この記事の情報は、アメリカ合衆国政府が著作権を持つ『Dictionary of American Naval Fighting Ships』に基づいています。

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