サウザンリーフ市原

サウザンリーフ市原

サウザンリーフ市原は、千葉県市原市を活動拠点とする社会人野球のクラブチームであり、日本野球連盟に所属しています。

概要

チームの創設は2005年で、その前年に運営母体となる特定非営利活動法人（NPO）が設立されました。チーム名の「サウザンリーフ」は、本拠地である千葉県にちなんでおり、英語の「thousand leaf（千の葉）」に由来しています。ただし、文法的には複数形のthousand leavesがより適切であり、チームのエンブレムにはthousand leavesと表記されています。

チーム創立時には、北海道日本ハムファイターズで活躍した広瀬哲朗氏が総監督兼内野手としてチームに迎えられました。広瀬氏はその後チームを離れ、北海道にて新たな野球チームを立ち上げています。

チームにとって初の公式戦となったのは、都市対抗野球大会およびクラブ選手権の千葉県1次予選でした。この大会では、参加した7チームの中で4位という成績を収め、創設間もないチームながら健闘を見せました。さらに、その後に続いたクラブ選手権の南関東2次予選では、本大会出場をかけた代表決定戦まで進出したものの、横浜金港クラブに敗れ、惜しくも全国大会への切符を逃しました。

2006年には、都市対抗野球の千葉1次予選でかずさマジックと、日本選手権の千葉1次予選ではJFE東日本といった社会人野球の強豪企業チームを相手に、それぞれ互角の試合運びを見せ、チームの地力を示しました。

2007年には、千葉県出身の元プロ野球選手である澤井良輔氏や鳥谷部健一氏が加入したことに加え、ライバルチームであった千葉熱血MAKINGから多数の主力選手が移籍したことで、チームの戦力が大幅に強化されました。この戦力アップが実を結び、同年には全日本クラブ野球選手権大会に初めて出場を果たしました。しかし、同年オフには、ベースボール・チャレンジ・リーグ（独立リーグ）に新設された群馬ダイヤモンドペガサスの設立に伴い、トライアウトに合格した主力選手が多数移籍するという事態に見舞われました。

その後、しばらくクラブ選手権への出場から遠ざかりますが、2013年には6年ぶりに本大会出場を果たしました。しかし、1回戦でその年の優勝チームとなる和歌山箕島球友会と対戦し、2対3と惜敗し、初戦突破はなりませんでした。

沿革

2004年 - 特定非営利活動法人「サウザンリーフ市原」設立
2005年 - クラブチーム「サウザンリーフ市原」、日本野球連盟に加盟
2007年 - 全日本クラブ野球選手権大会初出場

主な大会の出場歴・最高成績

全日本クラブ野球選手権大会 - 出場2回

かつて在籍した元プロ野球選手

創立から現在までに、複数の元プロ野球選手がサウザンリーフ市原に選手または指導者として在籍していました。

広瀬哲朗: 総監督兼内野手（元日本ハムファイターズ）。創立時に参加し、後に退部。
与田剛: 投手コーチ（元中日ドラゴンズ、千葉ロッテマリーンズ、日本ハムファイターズ、阪神タイガース）。退部後、2019年から中日ドラゴンズ監督を務めました。
澤井良輔: 選手兼コーチ（元千葉ロッテマリーンズ）。2007年に加入し、後に退部。
山田憲: 内野手（元日本ハムファイターズ）。チームに在籍し、後に退部。
鳥谷部健一: 投手（元西武ライオンズ、中日ドラゴンズ）。2007年に加入し、後に退部。

関連項目

社会人野球チーム一覧

外部リンク

サウザンリーフ市原公式ホームページ（ウェブアーカイブ）
サウザンリーフ市原 公式X（旧Twitter）アカウント
* サウザンリーフ市原 公式Facebookページ

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