サウスポット静岡

サウスポット静岡：静岡駅南口の複合商業施設

サウスポット静岡は、静岡県静岡市駿河区南町に位置する超高層複合商業施設です。静岡駅南口第一地区第一種市街地再開発事業の一環として整備され、ペデストリアンデッキを通じて静岡駅と直結しています。駅からのアクセスも良く、利便性の高い立地が特徴です。地上1階からデッキへは、エスカレーターまたは階段を利用します。

1997年3月の竣工以来、ホテル、オフィス、商業施設など、多様な機能を備えた複合施設として発展を遂げてきました。当初は、静岡アートギャラリーも併設され、地域における文化拠点としての役割も担っていました。静岡アートギャラリーは、約1540平方メートルの広さを誇り、5つの展示室や多目的室を備えていました。年間を通して企画展を開催し、2005年には「エルミタージュ美術館名作展」を開催するなど、盛況を博しました。しかし、低い天井や手狭なバックヤード、教育普及活動スペースの不足といった課題を抱えており、大型美術作品の展示には対応できないという制約がありました。

このため、静岡市はより充実した設備を持つ静岡市美術館を葵タワーに建設することを決定し、静岡アートギャラリーは2010年3月31日に閉館しました。新たな都市型美術館である静岡市美術館は、同年5月1日に開館しています。

静岡アートギャラリー跡地には、2011年6月11日に静岡ホビースクエアが開館しました。現在では、ホビー愛好家にとって魅力的な空間として親しまれています。

サウスポット静岡の建物は、タワー棟と低層棟、住宅棟の3棟で構成されています。タワー棟は地下2階から地上25階まであり、地下1階は駐車場、地上1～2階は商業施設、3階は静岡ホビースクエア、4階～17階はオフィス、18階～25階はホテルグランヒルズ静岡となっています。低層棟と住宅棟は、ホテルグランヒルズ静岡の一部と住宅ユニットが入居しています。

サウスポット静岡は、単なる商業施設にとどまらず、地域社会に貢献する複合施設として発展を続けています。駅からのアクセス、多様なテナント、そして周辺環境との調和が、この施設の魅力をさらに高めていると言えるでしょう。今後も、静岡の街の発展に大きく貢献していくことが期待されます。

フロア構成詳細

タワー棟
地下2階：機械室
地下1階：駐車場（サウスポット伊伝パーキング）
地上1階～2階：店舗
地上3階：静岡ホビースクエア
地上4階～17階：オフィス
地上18階～25階：ホテル（ホテルグランヒルズ静岡）
低層棟
地上1階～6階：ホテル（ホテルグランヒルズ静岡）
住宅棟
地上1階～7階：住宅（18戸）

参考情報

静岡駅南口第一地区第一種市街地再開発事業（静岡市公式HP）

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