サレジオ学院中学校・高等学校

サレジオ学院中学校・高等学校について

概要

サレジオ学院中学校・高等学校（英: Salesio gakuin Junior and Senior High School）は、神奈川県横浜市都筑区に位置し、カトリックのサレジオ修道会に基づいた教育を提供する私立の男子校です。中高一貫教育を行っており、高等学校においては新たな生徒を受け入れない完全中高一貫の学校形態を取っています。1960年に東京都目黒区で設立され、現在は横浜市に校舎を移しています。

教育理念

サレジオ学院の教育は、創立者であるヨハネ・ボスコの理念に根ざしています。「信」「愛」「理」の3つの柱を通じて、国際的視野を持った人材や社会に奉仕できる人間を育成することを目指しています。約180名の生徒が在籍し、広さ48,000平方メートルのキャンパスで学びながら、自然との触れ合いも大切にしています。

歴史

サレジオ学院の歴史は、1859年にヨハネ・ボスコがサレジオ会を創立したことに始まります。1960年に目黒サレジオ中学校が設立され、その後1963年に高等学校が開校されました。学校は1975年に川崎に移転し、その後1995年には現在の横浜市都筑区南山田に新校舎を落成しました。最近では新型コロナウイルスの影響で休校を経験しつつも、着実に教育環境を整えてきました。

教育方針

サレジオ学院は「25歳の男づくり」を教育スローガンに掲げ、高校卒業後の社会で役立つスキルを身につけさせることを目指しています。この目標達成には家庭と学校が協力し合い、より良い教育共同体を築くことが重要視されています。

カリキュラム

中学校では3年間の宗教教育が組まれており、キリスト教の教えを学ぶ機会が与えられますが、洗礼の強制はありません。生徒は修善寺セミナーハウスや野尻湖の山荘に宿泊することもあり、自然と親しむ教育が大切にされています。

課外活動

学校内には、中学生と高校生それぞれに生徒会が存在し、選挙によって選ばれた生徒がその運営を担当します。活動は多岐にわたりますが、特に運動部や文化部での充実した活動が見られ、中学テニス部や文芸部は全国的にも優れた成績を収めています。また、様々な委員会活動も行われており、生徒にとって多様な体験の場となっています。

行事

サレジオ学院では、毎年9月に「サレジオ祭」と呼ばれる文化祭が開催され、生徒たちが主体となり様々な出し物を企画します。同イベントには毎年約12,000人が訪れます。また、体育祭やマラソン大会などのスポーツ行事も実施され、生徒の交流の場としても重要な役割を果たしています。修学旅行や林間学校など、自然に触れ合う機会も設けられています。

著名な出身者

サレジオ学院からは、多くの著名な出身者が輩出されています。実業界では川又三智彦、音楽界では松武秀樹や田村円など、また将棋界の森内俊之など多岐にわたる分野で活躍する人々がいます。

アクセス

学校へのアクセスは、横浜市営地下鉄グリーンラインの北山田駅から徒歩約7分、または東急田園都市線のたまプラーザ駅からバスを利用することができます。学びの場として豊かな環境を整えたサレジオ学院は、今後も教育活動を続けていきます。

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