サンセルコ

サンセルコ (SUN SELCO)

サンセルコは福岡市中央区に位置するファッションビルで、地上10階、地下2階という立派な構造を持っています。このビルは、福岡市の開発により再開発された渡辺通1丁目南部にあり、1979年2月に完成し、同年3月にその扉を開きました。サンセルコは渡辺通りの南端に位置し、南側では住吉通りと接しているため、交通の便が非常に良好です。

名称の由来

このビルの名前「サンセルコ」は、英語の「太陽」を意味する「SUN」と、「S」のショッピング、Eのイーティング、Lのロッジング、Cのカルチャー、Oのオフィスの頭文字を組み合わせた造語です。このように、サンセルコは多彩な機能を様々な業態で提供する場所であることを強調しています。

立地と近隣施設

サンセルコには広場があり、そこには大階段が5階まで続いています。この設計により、訪れる人々にとって開放感のある空間が創出されています。ビルは、隣接するホテルニューオータニ博多と外観上も接続しており、地下1階ではショッピングアーケード「サンローゼ博多」とつながっています。近隣には柳橋連合市場や九州電力本社があり、賑やかなエリアに位置しています。

サンセルコ広場では、博多どんたく祭の際には本舞台が設置されるほか、博多祇園山笠の飾り山が同様に設けられるなど、地域イベントの中心地としても注目されています。

テナントとフロア構成

このビルの地下1階から地上4階には、様々な店舗や食堂があり、訪れる人々に飲食・ショッピングの機会を提供しています。5階から上のフロアは、1979年から2005年まで福岡放送（FBS）の社屋として利用されており、人気番組『ズームイン!!朝!』や『めんたいワイド』の屋外中継がここで行われていました。2005年以降はオフィスゾーンに転換され、今では8階から10階までが九州電力関連の会社である株式会社電気ビルの別館となっています。

また、2009年には地下1階に運転免許更新センターが開設され、高齢者や優良運転者を対象にしたサービスを提供していました。しかし、2024年11月29日に業務が終了することが決まっています。

アクセス

交通アクセスも便利で、福岡市の地下鉄七隈線「渡辺通駅」、西鉄天神大牟田線「薬院駅」からのアクセスが可能です。これにより、福岡の中心部でありながらも行きやすい立地となっています。

サンセルコは福岡のランドマーク的存在であり、ファッション、飲食、文化を楽しむ多様な選択肢を提供しているでしょう。

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