サンティアゴ・ヒメネス

サンティアゴ・ヒメネス：新世代を担うメキシコ代表の点取り屋

サンティアゴ・ヒメネス（Santiago Giménez）は、2001年4月18日、アルゼンチンのブエノスアイレスで生まれました。現在はACミランに所属し、フォワードとして活躍するメキシコ代表のサッカー選手です。父親は元メキシコ代表のクリスティアン・ヒメネスというサッカー一家で育ちました。

クラブでの躍進

ヒメネスはクルス・アスルの下部組織で育ち、2017年8月30日のコパ・メヒコでプロデビュー。2020年にはリーガMXで初ゴールを記録しました。2022年7月にはオランダの名門フェイエノールトへ移籍。背番号29を背負い、1年目から公式戦45試合で23得点を挙げる活躍を見せ、クラブを6シーズンぶりのリーグ優勝に導きました。

2023年8月にはフェイエノールトとの契約を2027年まで延長。同年9月には、伝統の一戦であるアヤックス戦でハットトリックを達成。アウェーでのアヤックス戦でハットトリックを達成した初のフェイエノールトの選手となりました。また、UEFAチャンピオンズリーグデビュー戦となったSSラツィオ戦でも2ゴールを挙げるなど、その得点能力をヨーロッパの舞台でも発揮しました。

2025年2月には、ACミランへ移籍。コッパ・イタリア準々決勝のローマ戦でデビューを飾り、ジョアン・フェリックスのゴールをアシスト。セリエAデビュー戦となったエンポリ戦では、クリスチャン・プリシッチのパスから鮮やかなゴールを決めました。

メキシコ代表としての誇り

アルゼンチンで生まれながらも、幼少期からメキシコで過ごしたヒメネスは、「アルゼンチン人よりもメキシコ人だと感じている」と語り、メキシコ代表を選択。各年代の代表に選出され、2021年10月にはA代表デビューを果たしました。2023年のCONCACAFゴールドカップ決勝では、決勝ゴールを挙げ、メキシコ代表の優勝に大きく貢献しました。

プレースタイルと評価

ヒメネスは、恵まれた体格と高い決定力を武器とするストライカーです。ボールコントロールにも優れており、味方との連携からゴールを奪うことも得意としています。また、献身的なプレーも評価されており、守備にも積極的に参加します。その活躍から、メキシコ代表の将来を担う存在として大きな期待が寄せられています。

タイトルと個人成績

クラブ
クルス・アスル
リーガMX: クラウスーラ2021
コパ・メヒコ: アペルトゥーラ2018
カンペオン・デ・カンペオーネス: 2021
スーペルコパMX: 2019
リーグカップ: 2019
フェイエノールト
エールディヴィジ: 2022-23

代表
メキシコ代表
CONCACAFゴールドカップ: 2023

個人
* リーガMXオールスター: 2021

サンティアゴ・ヒメネスは、クラブと代表の両方で着実に実績を積み重ねています。その才能と努力によって、今後ますます世界的な選手へと成長していくことが期待されます。

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