サンロード新市街
サンロード新市街(サンロードしんしがい)は、
熊本県熊本市内の繁華街に位置する重要なアーケード街です。このエリアは、下通の南端から西側へ垂直に走るアーケードで、幅広さは18メートル、
熊本市内の商業エリアの中では最も広いとされています。このアーケードを抜けると、辛島公園や熊本桜町バスターミナル、SAKURA MACHI Kumamotoといった名所が立ち並んでいます。
歴史的背景
サンロード新市街は、
1911年に
熊本県初の常設
映画館として開業した「電気館」から始まります。この
映画館は
1914年に現在の位置に移転し、以降アーケード周辺には多くの
映画館が立ち並びました。しかし、
シネマコンプレックスの発展や
映画館の相次ぐ閉館によって、
2003年には「東宝プラザ1・2」、
2006年には「東宝プラザ3・4」と「シネラックス」が閉館し、長い間
映画館の数が減少していきました。現在は、電気館及びその後身である「Denkikan」だけが残っていましたが、
2019年に「TOHOシネマズ熊本サクラマチ」が新たにオープンしました。
かつて、サンロード新市街は
熊本県民テレビでCMを放送しており、「太陽のとおり道」という懐かしいCMソングも存在していました。また、
1995年には映画『
ゴジラvsスペースゴジラ』がこのエリアでロケを行いましたが、そのシーンは製作総指揮によってカットされることとなりました。
アーケードの発展
サンロード新市街の初代アーケードは
1979年に完成し、その後
1992年には2代目アーケードが開発されました。これにより、雨の日でも快適にショッピングや散策ができるようになり、多くの人々に親しまれる場所となりました。アーケード内には、数多くの店舗や飲食店が軒を連ね、地元の人々や観光客にとって賑わいのあるスポットです。
交通アクセス
サンロード新市街へのアクセスは非常に便利です。
鉄道利用者には
熊本市電の辛島町電停が近く、徒歩で簡単にアクセスできます。また、
路線バスについては桜町バスターミナルまで地下道が通じており、産交バスや電鉄バス、熊本バス、熊本都市バスなど、多数のバス路線が周辺で利用可能です。これにより、サンロード新市街は県内外からの交通の要所ともなっています。
まとめ
サンロード新市街は、
熊本市の歴史と繁栄を象徴する場として、多くの人々に愛され続けています。
映画館の歴史や便利な交通アクセス、美味しい飲食店やショップなど、多彩な魅力に溢れたこの場所を訪れてみてはいかがでしょうか。