サークルケイ・ノースジャパン

株式会社サークルケイ・ノースジャパンの歴史と破綻

株式会社サークルケイ・ノースジャパンは、青森県、岩手県、秋田県の3県に店舗を持っていたコンビニエンスストア、サークルKの地域フランチャイズ企業でした。しかし、親会社の経営破綻に伴い、最終的には自らも連鎖的に倒産する運命を辿ってしまいました。

概要

この企業は、1986年の3月に亀屋みなみチェーンがサークルケイ・ジャパンと提携し、その子会社として設立されたサークルケイ東北が母体となっています。サークルKは他のチェーンよりも早くから出店を開始し、特に青森県内で一時的にはコンビニ最大の勢力を誇っていました。しかし、その後はローソンが進出してきた影響を受け、店舗数は次第に減少していきました。

2001年、亀屋みなみチェーンが経営破綻した後も、サークルケイ・ノースジャパンは営業を継続しましたが、2003年3月には経営の問題によりコンビニ事業からの撤退を余儀なくされました。この際、営業業務はシーケー東北株式会社に承継されました。

当社はその後、社名をケーエヌジェーと変更し、本社も青森市から東京都に移転しました。しかし、亀屋みなみチェーンの破綻により発生した債権回収の困難さが影を落とし、経営悪化に拍車をかけました。最終的には、2003年7月31日に東京地方裁判所に破産を申し立て、同年8月6日に破産宣告を受けることとなりました。

沿革

サークルケイ・ノースジャパンの沿革を振り返ると、1986年にその基盤が築かれたことがわかります。具体的には、

• - 3月5日：亀屋みなみチェーンがサークルケイ・ジャパンと提携し、サークルケイ・ノースジャパンが設立されました。
• - 9月：フランチャイズ展開が始まりました。
• - 11月：青森市内に1号店、サークルK中央店がオープン。
• - 12月：青森トヨペットに併設した2号店も出店され、初期の展開が進みました。

2001年には、サークルケイ・ジャパンがサークルケイ・ノースジャパンに対し資本参加を行い、その時点での店舗数は青森県、秋田県、岩手県の3県で166店舗となっていました。この時期が最も店舗数が多かったものの、その後の経営環境の変化によって業績は厳しさを増していくことになります。

このように、サークルケイ・ノースジャパンは設立以来、地域に密着したコンビニエンスストアとして成長してきたものの、親会社の破綻により悲惨な結末を迎えることとなりました。経営の厳しさや市場の激化を物語る一例と言えるでしょう。

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