ザック・モス

ザッケアス・マリーク・モス

ザッケアス・マリーク・モス（Zaccheus Malik Moss, 1997年12月15日 - ）は、アメリカ合衆国フロリダ州ハイアリアガーデンズ出身のプロアメリカンフットボール選手。NFLのシンシナティ・ベンガルズにランニングバックとして所属しています。

大学時代

モスはユタ大学に進学し、カレッジフットボールの世界で頭角を現しました。1年目の2016年シーズンには382ラン獲得ヤード、2つのラッシングTDを記録し、その才能の片鱗を見せました。2017年シーズンには大きく飛躍し、1,173ラン獲得ヤード、10のラッシングTDをマーク。チームの中心選手としての地位を確立しました。

2018年シーズンは、9試合に出場した時点で1,096ラン獲得ヤードを記録するなど、好調を維持していましたが、膝の手術により残りの試合を欠場することとなりました。しかし、2019年シーズンには見事に復活し、1,246ラン獲得ヤード、15のラッシングTDを記録。ユタ大学史上初の3シーズンで1,000ラン獲得ヤード以上を達成した選手となりました。また、第7週のアリゾナ州立大学戦では、ユタ大学の選手による通算ラン獲得ヤードの最多記録を更新しました。これらの活躍が認められ、Pac-12の最優秀攻撃選手賞を受賞しました。

大学通算では、4,067ラン獲得ヤード、38のラッシングTD、688レシーブ獲得ヤード、3つのレシービングTDを記録しました。

NFLキャリア

バッファロー・ビルズ

2020年のNFLドラフトにて全体86位でバッファロー・ビルズから指名を受け、4年総額452万ドルのルーキー契約を結びました。ニューヨーク・ジェッツとの開幕戦でNFLデビューを果たし、ジョシュ・アレンからのパスを受けて4ヤードのレシービングTDを記録しました。第8週のニューイングランド・ペイトリオッツ戦では81ラン獲得ヤード、2つのラッシングTDを記録するなど、ルーキーイヤーから存在感を示しました。シーズン全体では481ラン獲得ヤード、4つのラッシングTD、14レシーブ、95レシーブ獲得ヤード、1つのレシービングTDを記録しました。

2021年シーズンは345ラン獲得ヤード、4つのラッシングTD、23レシーブ、197レシーブ獲得ヤード、1つのレシービングTDを記録しました。

2022年シーズンは開幕から5試合に出場し、91ラン獲得ヤード、7レシーブ、27レシーブ獲得ヤードを記録しました。

インディアナポリス・コルツ

2022年11月1日にナイヒーム・ハインズとのトレードで、2023年のドラフト6巡目指名権と共にインディアナポリス・コルツへ移籍しました。移籍後はエースのジョナサン・テイラーが離脱していたこともあり、出場機会が増加しました。

2023年シーズンは、開幕前の7月31日に腕を骨折し手術を受けました。開幕後、第3週のボルチモア・レイブンズ戦で122ラン獲得ヤードを記録し、復調をアピールしました。第5週のテネシー・タイタンズ戦では165ラン獲得ヤード、2つのラッシングTDを記録し、チームの勝利に大きく貢献しました。

シンシナティ・ベンガルズ

2024年3月14日にシンシナティ・ベンガルズと2年総額800万ドルの契約を結び、新たなチームで活躍することとなりました。

プレースタイル

ザック・モスは、優れたランニング能力に加え、パスキャッチ能力も兼ね備えたランニングバックです。大学時代からその才能を発揮し、NFLでも着実に実績を積み重ねています。今後の活躍が期待される選手の一人です。

外部リンク

ザック・モス (@PresMoss2) - X（旧Twitter）
Indianapolis Colts bio
* Utah Utes bio

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