ザ・サベージ

ザ・サベージ (The Savage)

ザ・サベージは1965年に誕生した日本のグループ・サウンズバンドであり、多くの若者に影響を与えました。彼らは1966年にシングル「いつまでもいつまでも」で華々しくデビューし、一気にその名を広めることになりました。バンドは1968年に解散するまで、さまざまな音楽ジャンルを取り入れ、活動を展開していきました。

メンバー

ザ・サベージはメンバーの入れ替わりがありつつも、中心となるメンバーは以下の通りです：

• - 奥島吉雄（リーダー、ギター、ボーカル）1945年9月26日生まれ。
• - 松田守朗（ベース）
• - 近藤タカシ（ドラムス）
• - 大場吉雄（ドラムス、後に郷田哲也と共に別のバンドで活動）
• - 寺尾聰（ベース、ボーカル）1947年5月18日生まれ。
• - 林廉吉（ギター）1946年生まれ。
• - 渡辺純一（ドラムス）1948年2月17日生まれ、1967年に亡くなる。
• - 渡辺昌宏（ギター）1945年1月30日生まれ。
• - 原一夫（ベース）1945年11月15日生まれ。

グループ名の由来

ザ・サベージという名前は、イギリスの有名なバンド、ザ・シャドウズの楽曲「サベージ」からインスパイアされています。しかし、彼らのステージパフォーマンスはその名に反して、とても穏やかで洗練されていました。特に、1967年に行われたザ・シャドウズの来日公演では、前座としてその実力を見せつけました。

デビューと人気の高まり

グループは、大学生であった奥島、林、松田、近藤の4人からスタートし、松田と大場が脱退後、元テディ・ボーイズの寺尾と渡辺純一が加入することになります。このメンバーで、テレビのバンド番組での成功が多くのファンを引き寄せました。デビューシングルは見事にヒットし、それに続く楽曲も多くの支持を受け、サベージは当時の若者たちにとって憧れの存在となりました。

音楽スタイルとヒット曲

ザ・サベージはフォークやエレキといったさまざまなジャンルの楽曲を発表し、その音楽的多様性が彼らの魅力の一つでした。「いつまでもいつまでも」や「この手のひらに愛を」などは特に人気があり、当時の高校生や大学生の憧れの的となりました。デビュー当初はジャッキー吉川とブルーコメッツ、ザ・スパイダースらと一緒に人気を博し、3大グループの一角を担いました。

解散とその後の活動

1966年には新メンバーの渡辺昌宏が加わり、グループは更なる変化を迎えましたが、1968年には解散が決定しました。解散後、原一夫を中心に藤島サトルらと再結成しステージに立ちましたが、活動は1969年内には終息を迎えました。活動は短期間ながらも、彼らの残した音楽は今なお多くの人々に愛されています。

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