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福島放送（KFB）が制作・放送している夕方の情報ワイド番組です。2021年10月4日に放送を開始しました。

この番組は、これまで月曜日から金曜日の午後4時台に放送されていた生活情報番組『福島まるごとライブ ヨジデス』と、その後に続くローカルニュース番組『ふくしまスーパーJチャンネル』という二つの番組を統合して誕生しました。これにより、夕方の時間帯に報道から生活情報、娯楽要素までを網羅した一つの大型番組として再編成されました。

番組の大きなコンセプトとして「超県民参加型テレビ」を掲げています。これは、視聴者である福島県民とのつながりを重視し、県内の最新ニュースはもちろんのこと、県内59市町村にいる県民リポーターが地域の身近な話題を伝えたり、視聴者も参加できる企画を実施したりするなど、双方向性の高い番組作りを目指していることを示しています。

番組は大きく二つのパートに分かれています。前半部分は、かつての『ふくしまスーパーJチャンネル』の内容をほぼ引き継いでおり、その日の重要な県内ニュースや社会情勢などを深く掘り下げる、報道色の強い構成となっています。前半パートが終了した後、16時45分から18時15分までの間は、中断番組としてテレビ朝日から全国ニュース『スーパーJチャンネル』を東京のスタジオから放送します。この時間帯は、先行する『シェア！』が始まる前は一部時間帯を差し替えていましたが、『シェア！』開始以降は差し替えなくフルネットで放送されるようになりました。そして、中断番組の『スーパーJチャンネル』が終わると、再びKFBのスタジオから後半パートが始まります。後半パートは、前身の『福島まるごとライブ ヨジデス』の要素を受け継ぎ、生活に役立つ情報やエンターテインメント、バラエティ色の強い企画などを中心に放送されます。

放送時間は基本的に月曜日から金曜日の夕方ですが、特別な編成となる場合があります。例えば、年末年始は番組全体が休止となる期間があり、2021年末から2022年初めにかけては、一部時間帯をテレビ東京からの購入番組や『スーパーJチャンネル』の関東ローカルパートを臨時でネットするなどして対応しました。また、夏の高校野球福島大会期間中は、試合の進行状況によって番組の前半部分が短縮されたり、場合によっては番組そのものが休止となることもあります。

番組を支える出演者には、福島放送のアナウンサー陣がMCを務めています。月曜日から木曜日は山崎聡子アナウンサーと馬田万葉アナウンサーが、金曜日は笠置わか菜アナウンサーと岩渕葵アナウンサーが担当しています。このほか、特定の曜日に登場するゲストとして、なすびさんや白鳥久美子さん、大林素子さんなど、様々な分野で活躍する著名人がレギュラー出演しており、番組に多様な視点を加えています。また、特定のコーナーを担当する出演者として、あばれる君やあかつさん、UraNさん、小林アリスさん、ぺんぎんナッツなど、タレントやクリエイター、お笑い芸人などが登場し、番組を盛り上げています。

番組には複数の人気コーナーがあります。特に長い歴史を持つのが「ふくしま SUPER らーめん道」です。このコーナーは、前身の『ふくしまスーパーJチャンネル』時代の2001年から続いており、2022年12月14日には放送1000回を達成しました。『シェア！』に移行してからはタイトルに「SUPER」が加わりました。以前は県民リポーターとアナウンサーが一緒にラーメン店を訪れる形式でしたが、2023年4月からは県民リポーターの紹介部分が別撮りとなり、アナウンサーが主にリポートする形式に変更されています。また、2023年3月までは水曜日に放送されていましたが、同年4月からは金曜日に移動しました。他にも、あばれる君が県内各地の街の魅力を紹介する「あばれる君の熱血!まち自慢」や、あかつさんが様々な場所に赴く「あかつのGo!Go!巡業」、UraNさんが最新トレンドを紹介する「UraNのトレンドシェア！」、お笑いコンビのぺんぎんナッツが出演する「ぺんぎんナッツ、お貸しします」といったコーナーがあり、それぞれ独自の切り口で福島県の今や生活に役立つ情報を発信しています。

番組の制作著作は福島放送が行っており、プロデューサーを務めるのは松井久貴氏です。

『シェア！』は、二つの番組を統合した新しいスタイルで、ニュース報道の正確さと地域情報の発信力、そして視聴者参加型の親しみやすさを兼ね備え、福島県の夕方を彩る番組として定着しています。

参照項目：スーパーJチャンネル、ふくしまスーパーJチャンネル、福島まるごとライブ ヨジデス

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