シェーン・バズ

シェーン・オースティン・バズのプロフィール

シェーン・オースティン・バズ（Shane Austin Baz）は、1999年6月17日生まれのアメリカのプロ野球選手で、テキサス州ハリス郡サイプレス出身の右投手です。現在、メジャーリーグベースボール（MLB）のタンパベイ・レイズに所属しており、2021年の東京オリンピックでは野球のアメリカ代表として銀メダルを獲得しました。

経歴

プロ入りとパイレーツ傘下時代

バズは2017年のMLBドラフトで1巡目、全体12位という高評価でピッツバーグ・パイレーツから指名を受けました。契約後、彼はルーキー級のガルフ・コーストリーグ・パイレーツでプロ初の登板を果たしました。このシーズンでは、10試合に先発し、勝利は得られなかったものの、防御率は3.80で19奪三振の成績を記録しました。2018年にはアパラチアンリーグのルーキー級ブリストル・パイレーツでプレーし、さらに成長を遂げました。

レイズ時代

バズは2018年8月、クリス・アーチャーとのトレードによりタンパベイ・レイズに移籍しました。移籍後はルーキー級のプリンストン・レイズでプレーし、合計で12試合に先発登板し、4勝5敗、防御率4.47という成績を残しました。2019年にはA級ボーリンググリーン・ホットロッズでプレーし、17試合に先発して3勝2敗、防御率2.99を記録しました。オフにはアリゾナ・フォールリーグでソルトリバー・ラフターズに所属しました。

2020年は新型コロナウイルスの影響によりマイナーリーグの試合は開催されず、公式戦の出場はありませんでした。しかし、2021年には密度の濃いシーズンを送り、AA級モンゴメリー・ビスケッツとAAA級ダーラム・ブルズで合計17試合に先発。5勝4敗、防御率2.06、113奪三振をマークし、オリンピック代表にも選出されました。オリンピックでは決勝トーナメントの初戦、日本戦に先発し、同年9月にはメジャー契約を結び、トロント・ブルージェイズ戦でメジャー初勝利を飾りました。

2022年以降の挑戦

2022年も新人王候補とされ、期待されたバズでしたが、開幕前に右肘を痛めた影響で手術の可能性が浮上しました。ただし、手術は回避され、シーズンは10日間の故障者リストで始まりました。その後、復帰したものの再度故障者リスト入り、最終的にはトミー・ジョン手術を受けることになり、2023年シーズンは全休となる見込みです。

投球スタイル

バズの投球スタイルは、高速のストレートが特徴で、平均97マイル（約156.1km/h）、最速では99.8マイル（約160.6km/h）のフォーシームを多用します。主な変化球にはスライダーやカーブが含まれており、打者に対して常に攻撃的なピッチングを見せます。

詳細情報

• - 背番号: 11（2021年 - 現在）
• - 代表歴: 2020年東京オリンピック・野球競技アメリカ合衆国代表

バズ選手は、今後の復帰や成長に期待が寄せられています。特に彼の素質や才能が、メジャーリーグにおいてどのように開花するのか、多くのファンの関心を集めています。

もう一度検索