シゲルホームラン

シゲルホームランのプロフィール

シゲルホームラン（欧字名: Shigeru Homerun）は、1990年5月20日に生まれ、2020年5月25日に30歳で逝去した日本の競走馬であり、種牡馬としても知られています。彼は競馬界での数々の偉業を成し遂げ、特に、1993年度のJRA賞最優秀アラブとして評価されました。

競走成績

シゲルホームランは、1992年6月21日に中京競馬場でアラブ系3歳未勝利戦にデビューし、1着を飾りました。デビュー後も順調に勝利を重ね、3歳時には4戦して3勝を記録。特にアラブ3歳特別、アラブ3歳ステークスでは連勝を果たし、注目の存在となりました。

その後は4歳になると放牧や負傷を経て復帰。夏には札幌での平場オープンを制し、9月にはタマツバキ記念で4着を記録。その後、圧倒的な強さを示し、セイユウ記念でレコード勝ちを含む5連勝を達成しました。次に福島競馬場での平場オープンでも勝利を収めるも、アラブ王冠やアラブ大賞典では勝ちきれず、最終的には1993年度の最優秀アラブとしての評価を得ることとなりました。

1994年にはタマツバキ記念で7着の後、セイユウ記念を連覇し、秋にはアラブ王冠を制するなど輝かしい成績を残しました。1995年に入ると、まず京都競馬場で平場オープンを戦い、その後の休養を経て、夏のセイユウ記念で復帰し、見事な3連覇を達成しました。しかし、その後は成績が振るわず、競馬界のアラブ系競走の廃止後に荒尾競馬場へと移籍しました。

移籍後はすぐに勝利を収め、その後も重賞であるアラブ大賞典を制し、さらなる名声を得ることになりました。最後のレースは1997年のアラブ大賞典で5着となりましたが、それまでに多くのファンに愛された存在でした。

引退後の生活

引退後のシゲルホームランは、北海道で種牡馬として新たな役割を担いました。2年間の供用期間中に血統登録頭数は11頭、出走頭数は8頭を記録しました。その後、乗馬としての生活が始まり、新冠町のホロシリ乗馬クラブを経て、2011年には石狩市のオーフルホースコミューンに移動しました。ここでは功労馬繋養展示事業の助成を受けて、穏やかな日々を過ごしました。

また、シゲルホームランは2012年に公開された映画『のぼうの城』にも出演し、多くの人々に記憶される存在となりました。

2020年5月25日、シゲルホームランはその生涯を終えましたが、彼の競走馬としての足跡や存在は競馬ファンの心に生き続けています。競走馬としての多くの勝利と、種牡馬としての活躍は、今後も後世に受け継がれていくことでしょう。

もう一度検索