タマツバキ記念

タマツバキ記念について

タマツバキ記念は、1955年に中央競馬の重賞競走としてスタートし、名馬タマツバキの名を冠したレースです。この競走は中央競馬での盛況を経て、その後地方競馬へと舞台を移し、変遷を遂げてきました。

中央競馬での歴史

タマツバキ記念は当初から重賞競走として位置づけられ、1956年からは春と秋の年2回実施されていました。しかし1981年以降は年1回の開催に戻り、その後も多くのファンに愛されるレースとして知られていました。ただし、1995年をもって中央競馬がアングロアラブ系の競走を終了したため、タマツバキ記念も同年に廃止されることとなりました。

地方競馬への移行

タマツバキ記念は1996年に地方競馬で復活し、西日本の各地方競馬場で持ち回りで行われる交流重賞競走として生まれ変わりました。この移行に伴い、セイユウ記念といった同様の競走も存在するようになりました。2000年からは園田競馬場での開催をきっかけに、出走対象が西日本限定から全国へと広がり、2001年には福山競馬場でも開催されるようになりました。

最後のタマツバキ記念

しかしアングロアラブの生産数が著しく減少したため、タマツバキ記念の最終回は2007年に福山競馬場で行われました。この年の開催が最後となり、同時にアングロアラブ系の交流競走も幕を閉じることとなりました。

歴代優勝馬

中央競馬

• - タマツバキ記念（春）
• - タマツバキ記念（秋）

年1回制以降の開催については、タイム表示が第1～8回目までが1/5秒表示、第9回以降は1/10秒表示となっていました。優勝馬の馬齢についても、2000年以前には現行の表記が使用されていました。

地方競馬

地方競馬におけるタマツバキ記念は以下のように記録されています。

• - 1996年：タマツバキ記念第71回名古屋杯
• - 1997年：タマツバキ記念第4回山陽杯
• - 1998年：開設50周年記念タマツバキ記念
• - 1999年：タマツバキ記念第7回山陽杯
• - 2000年：タマツバキ記念第10回山陽杯
• - 2001年～2007年：全日本タマツバキ記念第1回～第7回アラブ大賞典（福山）

出走条件は年ごとに異なり、1996年から1997年までは3歳以上、1998年には4歳以上、1999年から2000年には再び3歳以上、そして2001年から2007年までは4歳以上という規定が設けられていました。優勝馬の馬齢は2000年以前も現表記が用いられました。

参考文献

「タマツバキ記念」『中央競馬全重賞競走成績集 【障害・廃止競走編】』日本中央競馬会、2006年、1071-1146頁。

関連項目

• - タマツバキ (競走馬)
• - セイユウ記念

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