シタレキ・ティマニ

シタレキ・ティマニ

シタレキ・ティマニ (Sitaleki Timani) は、1986年9月19日にトンガのコロンガで生を受けたプロラグビー選手です。主にフォワードのロック（LO）またはフランカー（FL）としてプレーし、そのパワフルなプレースタイルは、203cmの長身と118kgの体重という恵まれた体格に支えられています。彼はラグビー一家に育ち、兄のシオネ、弟のロペティもまた、プロのラグビー選手として世界各地で活躍しています。

ティマニのプロキャリアはオーストラリアから始まりました。オーストラリア代表ワラビーズとしてプレーする前、彼は国内のスーパーラグビーチームで実力を磨きました。初期にはパース・スピリットに所属し、その後はフォース（ウェスタン・フォース）でプレーしました。さらに、首都キャンベラを拠点とするブランビーズ、そしてシドニーのワラターズといったオーストラリアを代表する強豪チームでも経験を積み、国際的なキャリアの礎を築きました。

国際舞台では、オーストラリア代表として活躍しました。2021年6月時点で18のテストマッチに出場し、ワラビーズの一員として世界の強豪と戦いました。また、世界中から選抜された選手で構成される国際的な招待チームであるバーバリアンズにも選出された経験があり、その実力と世界での評価を示しています。

オーストラリアでの成功を経て、ティマニはフランスのトップリーグであるTOP14に活躍の場を移しました。モンペリエ・エロー・ラグビーに加入し、ヨーロッパでのキャリアをスタートさせました。その後、ASMクレルモン・オーヴェルニュに移籍し、ここでも主要なフォワードとしてチームを支えました。これらのクラブでのプレーは、彼の経験と選手としての幅を広げました。2021年には一時的に古巣のフォースに戻り、オーストラリアのラグビーファンを喜ばせましたが、再びフランスへと戻ることになります。2022年には、南フランスの強豪RCトゥーロンに加入。激しいコンタクトプレーとセットプレーでの貢献で、チームの重要な戦力となりました。

そして2024年からは、フランスのプロD2に所属するCAブリーヴに籍を移し、現在も現役選手としてプレーを続けています。これまでのキャリアを通じて、スタッド・フランセ・パリなど多くの強豪クラブとの対戦も経験してきました。

シタレキ・ティマニは、トンガ出身ながらオーストラリア代表として活躍し、スーパーラグビーとフランスの主要リーグで長年にわたりプレーしてきた経験豊富なフォワードです。2メートルを超える身長と力強いフィジカルを武器に、ロックやフランカーとしてチームに貢献してきました。ラグビー一家の出身であり、そのキャリアは多くのクラブを渡り歩きながら世界のトップレベルでプレーし続けてきた証と言えるでしょう。現在はフランスのCAブリーヴでその経験を生かし、チームの勝利に貢献しています。

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