シティコネクション (企業)

株式会社シティコネクションについて

株式会社シティコネクション（CITY CONNECTION）は、東京都中央区東日本橋に本社を置く企業で、主にコンピュータゲームの開発・販売を手掛けています。また、同社はコンピュータエンターテインメント協会の正会員でもあり、ゲーム音楽のサウンドトラック制作など幅広い活動を行っています。

設立と初期の活動

同社は2005年4月に、当時TSUTAYAのバイヤーとして働いていた吉川延宏氏によって創立されました。設立当初は、主に販促物の制作など関連事業に取り組んでいましたが、徐々にゲーム業界に進出していきます。社名は、かつてジャレコが開発したビデオゲーム『シティコネクション』に由来し、これは創業者の吉川が子供の頃に好きだった作品であるためです。

サウンドトラックと知的財産権の継承

社名にちなんで、シティコネクションはコンピュータゲームのサウンドトラックCDの制作を始めます。2011年にリリースした最初のサウンドトラックは、ジャレコの作品を集めたコンピレーションアルバムであり、その際に「クラリスディスク」というレーベル名を設立しました。この名前は、同ゲームのヒロインにちなんで名付けられました。
2013年の夏には、ジャレコの知的財産権を継承し、クラリスゲームス名義で同社のゲームライセンスを他社に提供できるようになりました。

さらなる展開

シティコネクションは、2016年にスターフィッシュ・エスディから『星をみるひと』のライセンスを取得したほか、木村央志氏が関わった作品の配信も手がけています。同年12月には、甲南電機製作所との資本業務提携により、新しい開発会社であるノーティを設立しました。翌年の2017年3月には、自社でのパブリッシングを始めることとなり、『そるだむ 開花宣言』（『ソルダム』のリメイク）をリリースしました。

企業の成長と子会社化

2018年12月には、コンテンツライツマネジメントを行っているダブルエルがシティコネクションの株式の51%を取得し、同社は再び子会社化されました。さらに、2019年3月には、彩京コンテンツなどを取り扱うゼロディブの全株式を取得し、これにより完全子会社化を果たしました。

MBOの実施と現在

2021年1月には、代表の吉川がMBO（マネジメント・バイアウト）を実施し、ダブルエルから全株式を買い戻しました。このように、シティコネクションはかつてのジャレコの知的財産の管理を行いながら、新しい作品の開発やリメイクにも積極的に取り組んでいます。
今後も、ゲーム業界でのさらなる成長が期待される企業です。

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