シベリアII

シベリアII

『シベリアII』は、フランスのゲーム開発会社Microïdsによって制作されたアドベンチャーゲームです。前作である『シベリア』の続編として、物語は前作のクライマックス直後に始まります。プレイヤーはニューヨークの弁護士ケイト・ウォーカーと、病弱ながら優れた発明家である老人ハンス・ボラルバーグ、そしてハンスが作ったからくり人形のオスカーと共に、シベリアの国々を旅しながら失われた文明や伝説の生物であるマンモスの探求をします。

ストーリーの概要

物語は、ケイトの上司エドワード・マーソンとの電話のやり取りを通じて進行します。ケイトはハンスを探しながら、彼が設計した機関車で極寒のシベリアを進んでいきます。旅の途中、彼らは小さな町ロマンスバーグに到着し、町の酒場でハンスを見つけますが、彼は衰弱し倒れてしまいます。酒場の主人サーコスは、ハンスが病気にかかっていることを悔い、治療できるのは修道僧しかいないと語ります。

ケイトは修道院に向かい、ハンスが運ばれると、司祭から彼の命が危ぶまれていることを告げられます。しかし、ハンスは修道僧のアレクセイ・ツキアノフの名を口にし、ユコール族の秘薬に関する話を始めます。ケイトは手記をもとに薬を作り、ハンスの容態は回復しますが、司祭は彼らの出発を拒みます。最終的に、ケイトとハンスは棺桶を使って修道院を脱出し、再び機関車に戻ります。

新たな試練

その後、ケイトはハンスの依頼で酒場のからくり人形を修理しますが、機関車が強奪されてしまいます。ハンスを追い求め、ケイトは犬とアザラシの混血獣ユーキと一緒にトロッコで猛追をします。しかし、機関車は川を渡る途中で脱線してしまい、バーゴフ兄弟に連れ去られたハンスを救うためにケイトは孤独に雪山を進みます。

崖の上で待ち構えていたバーゴフ兄弟からの脅威を受けますが、墜落した飛行機から新たな協力者であるパイロットのボリスに出会ったことで、ケイトは再び機関車に戻ります。ハンスとの一致団結を図り、その後の冒険を続けることになります。

ユコール族の村への道

機関車は雪と氷に囲まれた洞窟の前に停まり、ケイトは再びバーゴフ兄弟に出会います。兄弟の目的はマンモスの象牙を手に入れることだと明らかになりますが、ケイトは思わぬ落下を経て、ユコール族の村に到着します。

村の祈祷師により、ハンスを助けるためにはハンスの夢の中に入る必要があると教えられます。儀式を経て夢の中の幼少期のハンスと再会し、オスカーに心を開くよう訴えかけます。意識のないハンスのために奔走する中で、ケイトは村人の助けを借りて再び希望を取り戻します。

シベリア島にたどり着く

氷山を越え、ついにシベリア島に辿り着いたケイトとハンスは、かつてのユコール族の痕跡を見つけ、失われた文明の謎に迫ります。ハンスは、マンモスの呼び寄せを試みるために楽器を使うことをケイトに頼み、その結果、霧の中からマンモスが現れます。

ケイトは、ハンスの成長と感動的な瞬間を見守りながら、彼らの旅の果てにある希望と未来を実感します。『シベリアII』は、冒険と感動が詰まった物語として、多くのプレイヤーの心に深く残ることでしょう。

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