シボレー・C/K

シボレー・C/Kは、かつてゼネラルモーターズ（GM）がシボレーブランドで展開していたフルサイズピックアップトラックです。1960年のデビュー以来、長年にわたりアメリカを代表するピックアップトラックとして、フォード・Fシリーズと肩を並べるほどの人気を誇りました。

モデル概要

C/Kシリーズは、駆動方式によってモデルが分けられていました。後輪駆動モデルが「C」シリーズ、四輪駆動モデルが「K」シリーズとして展開されていました。また、姉妹車としてGMCブランドからもC/Kシリーズが販売されていました。

1999年、シボレー・C/Kはその役目を終え、後継モデルであるシボレー・シルバラードにバトンタッチしました。C/Kシリーズの特徴として、トラックの荷台後部に大きく「CHEVROLET」と文字が刻まれていた点が挙げられます。

各世代の特徴

初代（1960年～1966年）

初代モデルは、丸みを帯びたボディラインが特徴的でした。エンジンは、直列6気筒、V型6気筒、V型8気筒の3種類が用意され、多様なニーズに対応していました。

2代目（1967年～1972年）

2代目では、初代モデルに比べて全長が拡大され、より大型化しました。エンジンラインナップもさらに拡充され、様々な選択肢が提供されました。1969年には、2代目をベースとした派生モデル、K5ブレイザーが登場し、人気を博しました。

3代目（1973年～1987年）

3代目は、15年という長きにわたって生産されたロングセラーモデルです。耐久性の高さから、アメリカでは現在でもその姿を見かけることができます。また、この世代からディーゼルエンジン搭載車も登場しました。1981年のマイナーチェンジでは、ヘッドライトが丸型2灯から角型4灯に変更され、外観の印象が大きく変わりました。

4代目（1988年～1999年）

4代目では、それまでの丸みを帯びたスタイルから一転し、直線基調のシャープなデザインへと生まれ変わりました。フェイスリフトでは、「シェビートラックマスク」とも呼ばれる力強いフロントマスクが採用され、日本国内のファンからも高い支持を集めています。また、4ドアのアクセスキャブ仕様が登場し、使い勝手が向上しました。後継モデルでは、グレード名の一つであったシルバラードが正式な車名として採用されました。

関連車種

シボレー・シルバラード：C/Kの後継モデル
シボレー・ブレイザー：C/KをベースとしたSUV
シボレー・サバーバン：フルサイズSUV
シボレー・タホ：フルサイズSUV
GMC・シエラ：C/KのGMC版後継モデル
GMC・ユーコン：フルサイズSUV
* キャデラック・エスカレード：フルサイズSUV

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