シモーネ・ペペ

シモーネ・ペペは、1983年8月30日にイタリアのアルバーノ・ラツィアーレで生まれ、主にフォワードのポジションで活躍した元プロサッカー選手です。

クラブでのキャリア

ASローマの下部組織で育ち、期限付き移籍で経験を積んだ後、セリエBのUSチッタ・ディ・パレルモに共同保有の形で移籍しました。2004-05シーズンにはピアチェンツァ・カルチョに期限付きで加入し、30試合で12得点を挙げる活躍を見せました。

2005-06シーズン途中にパレルモからウディネーゼ・カルチョに完全移籍。2006-07シーズンはカリアリ・カルチョへの期限付き移籍を経験しました。2007-08シーズンにウディネーゼに復帰すると、ファビオ・クアリャレッラ、アントニオ・ディ・ナターレと共に3トップを形成し、他の2人に比べて得点力は劣るものの、豊富な運動量と献身的な守備、セットプレーでのチャンスメイクでチームに貢献しました。チームは7位でシーズンを終え、UEFAカップ出場権を獲得しました。

2009-10シーズン終了後、ユヴェントスFCへ完全移籍オプション付きの期限付き移籍で加入。レンタル料は260万ユーロでした。2010-11シーズン終了後には750万ユーロでユヴェントスへ完全移籍を果たしました。翌2011-12シーズンには、アントニオ・コンテ新監督の下、4-3-3の右ウイングのポジションでミロシュ・クラシッチからレギュラーの座を奪いました。2012年夏にはウディネーゼ時代の八百長告発義務違反の疑いがかけられましたが、ペナルティは科されませんでした。しかし、2012-13シーズンは怪我の影響でラツィオ戦の20分間しか出場機会を得られませんでした。

2015年夏に契約満了に伴いユヴェントスを退団し、ACキエーヴォ・ヴェローナに加入しました。翌2016年8月22日には、セリエAに昇格したデルフィーノ・ペスカーラ1936と1年契約を締結。2016-17シーズン終了後、現役引退を発表しました。

代表でのキャリア

2008年にマルチェロ・リッピ監督によってイタリア代表に招集され、2008年10月に行われた2010年W杯欧州予選のブルガリア戦で代表デビューを飾りました。

2010 FIFAワールドカップのメンバーにも選出され、グループリーグの全3試合に先発出場を果たしました。イタリア代表では通算23試合に出場しました。

所属クラブ

ASローマ (2001-2003)
→ カルチョ・レッコ1912 (Loan) (2001-2002)
→ SSテーラモ・カルチョ (Loan) (2002-2003)
USチッタ・ディ・パレルモ (2003-2006)
→ ピアチェンツァ・カルチョ (Loan) (2004-2005)
ウディネーゼ・カルチョ (2006-2011)
→ カリアリ・カルチョ (Loan) (2006-2007)
→ ユヴェントスFC (Loan) (2010-2011)
ユヴェントスFC (2011-2015)
ACキエーヴォ・ヴェローナ (2015-2016)
デルフィーノ・ペスカーラ1936 (2016-2017)

タイトル

パレルモ

セリエB: 2003-04

ユヴェントス

セリエA: 2011-12, 2012-13, 2013-14, 2014-15
コッパ・イタリア: 2014-15
スーペルコッパ・イタリアーナ: 2012, 2013

代表歴

2010 FIFAワールドカップ
* 国際Aマッチ: 23試合 0得点 (2008年-2011年)

シモーネ・ペペは、その献身的なプレースタイルとチームへの貢献度で多くのファンに愛された選手でした。

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