ショウアップナイターバッテリー

番組概要

「ショウアップナイターバッテリー」は、ニッポン放送が2009年度のナイターオフ期間、すなわち2009年10月5日から2010年4月2日にかけて、平日の夕方帯に放送したバラエティ番組です。この番組は、長年続く『ショウアップナイター』の派生番組シリーズとして企画・制作されました。

番組の特色とパーソナリティ

この番組の最も大きな特徴は、そのタイトルである「バッテリー」にちなんだユニークな番組進行スタイルでした。メインパーソナリティは、ニッポン放送スポーツ部所属（当時）で、それまでの『ショウアップナイター』派生番組のパーソナリティも務めてきた松本ひでおアナウンサーと、当時ニッポン放送の男性アナウンサーの中で最年少であり、制作部に所属していた飯田浩司アナウンサーが担当しました。異なる部署から選ばれたこのタッグは、番組開始から20時までは松本アナが「ピッチャー」として番組のメイン進行役を務め、飯田アナが「キャッチャー」としてサポート役に回ります。そして、20時を過ぎると両者の役割が交代し、飯田アナが進行、松本アナがサポートという形で番組終了まで進行するという、他に類を見ないバトン形式を採用していました。

また、リスナー向けのプレゼントに関しても特徴がありました。番組オリジナルのノベルティグッズを新たに制作・提供するのではなく、パーソナリティである松本アナと飯田アナの趣味や日常に関する私物をプレゼントするという、リスナーとの距離感をぐっと縮めるようなユニークな試みが行われていました。

出演者

レギュラーパーソナリティの松本ひでお、飯田浩司両アナウンサーに加え、番組期間中には他のニッポン放送アナウンサーがゲスト出演したり、松本アナの不在時に代理パーソナリティを務めたりしました。代理を務めたのは、煙山光紀、山内宏明、洗川雄司、師岡正雄といったスポーツ部のアナウンサーや、スポーツ部契約アナウンサーだった清水久嗣などです。また、番組にはリポーターとして、当時ニッポン放送アナウンサーだった五戸美樹もレギュラー出演し、番組に様々な情報や話題をもたらしました。

放送時間と期間中の特別な対応

通常、番組は平日17時30分から20時50分までの放送でした。しかし、プロ野球シーズン終了後のナイターオフ番組ながら、この時期に開催されるクライマックスシリーズや日本シリーズといった重要な野球中継が編成された際には、ニッポン放送での放送は休止となり、これらの試合を中継しない一部の地方系列局に向けてのみ放送が行われる「裏送り」対応となることがありました。

年末年始の時期にも、ニッポン放送の特別な番組編成によって放送時間に変動が生じました。2009年12月14日から18日にかけては、ニッポン放送が別の特別番組を編成したため、19時30分以降の時間がネット局向けの裏送り放送となりました。また、12月24日はニッポン放送を含む一部の放送局が「ラジオ・チャリティー・ミュージックソン」を放送したため、ミュージックソンを放送しない地域向けに裏送り放送が実施され、この日は洗川雄司アナウンサーと清水久嗣アナウンサーが代役パーソナリティを務めるという珍しい対応が取られています。12月29日には、特別番組『本仮屋ユイカの出会い・ふれあいタイム! surpported by 全国信用組合』が番組の一部として内包される形で放送されました。年が明けた2010年1月1日は、元日特番編成の影響で19時からの短縮放送となり、番組内容も特別バージョンとなりました。

番組の最終週にあたる2010年3月30日から4月2日までの期間は、ニッポン放送がプロ野球中継シーズン対応のナイターイン編成に移行したため、番組は19時以降の時間帯について、引き続き地方系列局向けの裏送り放送として完遂されました。

ショウアップナイターバッテリー