シルキーSOUND SPECIAL 桃子とおしゃれNIGHT

シルキーSOUND SPECIAL 桃子とおしゃれNIGHT

『シルキーSOUND SPECIAL 桃子とおしゃれNIGHT』は、文化放送が制作し、1988年10月15日から1989年4月1日まで放送されていたラジオ番組です。この番組は、立川ブラインド工業の一社提供により運営され、メインパーソナリティには菊池桃子が起用されました。彼女が文化放送でメインを務めるのは1987年の『桃子ぽいね』以来、約1年6か月ぶりのことでした。

この番組は、ニッポン放送で放送されていた『青春ファンタジア 菊池桃子 あなたと星の上で』が終了した後に始まったものであり、菊池桃子が自身の魅力を存分に発揮する舞台となりました。

番組のコンセプトと内容

『おしゃれ』というテーマを掲げたこの番組は、特に若い女性を中心に広がるリスナー層に向けて、多様なジャンルの音楽や情報を幅広く取り上げました。流行のジャンルにとらわれず、レトロな名曲も紹介し、リスナーにノスタルジーを感じさせる内容が多数放送されました。
また、リスナーから寄せられるはがきの多くは、菊池と同世代の女性からのもので、彼女たちの共感を得ることで、よりパーソナルな番組作りが進められました。

番組内では、OLの生活やライフスタイルをテーマにしたコーナー『桃子のOL修業』が特に人気を博しました。リスナーが自身の体験をレポートする形式で、身近な話題が取り上げられ、リスナー同士の共感を呼ぶ内容となっていました。

ゲスト出演者

番組には多くの著名人がゲストとして招かれました。例えば、1988年11月19日には三屋裕子、12月3日にはカルロス・トシキ、12月17日には麻生圭子などが出演しました。また、1989年1月21日には桜田淳子、1月28日には久和ひとみ、2月18日には三好礼子、3月4日には柴門ふみ、3月18日には阿川佐和子と、各界で活躍する様々な女性たちが番組を彩りました。

放送時間とネット局

この番組は文化放送を中心に放送され、毎週土曜日の21:00から21:30までの時間帯が設定されました。また、東海ラジオやラジオ大阪でも放送され、日曜日にはそれぞれ異なる時間に再放送が行われました。文化放送では初回は新宿音楽祭の生放送に伴い未放送となるなど、特別編成がしばしばありました。

終了とその後

『シルキーSOUND SPECIAL 桃子とおしゃれNIGHT』は1989年4月1日に終了しましたが、その後菊池桃子が文化放送のラジオ番組に出演するのは22年後の2011年7月30日から放送された『ライオンミュージックサタデー』までありませんでした。

この番組は、菊池桃子の魅力を引き出すとともに、リスナーとの交流を楽しむ貴重な場となり、彼女のキャリアの中でも重要な位置を占めた作品です。

もう一度検索