桃子ぽいね

桃子ぽいねの概要

『桃子ぽいね』（ももこぽいね）は、1985年4月から1987年4月まで文化放送が制作し、NRN系列局で放送されていたラジオ番組です。メインパーソナリティを務めたのは、当時人気を博していた菊池桃子です。この番組は文化放送の番組表において『桃子ぽいね』と記載されていましたが、一部では『桃子っぽいね』という誤表記も見られました。ここでは、この番組の前身である『アクションクラブ・桃子ハート通信』と『桃子・ファーストフライト』についても触れます。

桃子・ファーストフライト

『桃子・ファーストフライト』は、菊池桃子の初の単独パーソナリティ番組として1984年4月に放送が始まりました。この番組は、日本図書普及やセントラルミュージックの提供を受けて運営されました。主な構成はリスナーからのお便りを紹介する部分と、菊池自身の近況についてのフリートークが大きな特徴でした。この番組では「今週のバースデー」というコーナーがあり、リスナーが自身の誕生日を応募すると、選ばれた人には図書券が贈られていました。また、毎月ゲストが出演する企画も設けられており、1984年5月には桑田靖子さんがゲストとして登場しました。

アクションクラブ・桃子ハート通信

その後、1984年10月から1985年3月にかけて放送された『アクションクラブ・桃子ハート通信』では、前身番組から内容が一新され、ワニマガジン社にスポンサーが変わりました。引き続きフリートークを行いつつ、リスナーからの手紙を多く紹介するスタイルが採用されました。主な企画には、リスナーから寄せられた好きな相手に電話をかけ、仲を取り持つといった恋のキューピッド的な役割もありました。

桃子ぽいね

1985年4月には、これまでの番組を改編し、『桃子ぽいね』と名づけて新たにスタートしました。放送時間は月曜日から金曜日の毎日10分間という帯番組となり、文化放送においては『新てるてるワイド 吉田照美のふッかいあな』の内包番組として放送されました。この番組は徐々に様々な要素を取り入れ、トークやお便りの紹介、さらにはポエムの朗読などを行い、リスナーとの距離感を縮めていきました。

特に前期には、菊池自身がリスナーの自宅を訪れるというユニークな企画も実施され、1985年の6月にはその第1回目が行われました。また、『桃子カー』による東京の街を巡る企画もあり、彼女の視点で街の様子を伝える内容となりました。

番組のオープニング曲には村松健の『ハイドレンジャー』、エンディング曲には『出会いと別れ』が使用されていました。1986年4月の改編により、放送時間を別の番組と交換しながら21:45枠から23:30枠へと変更され、その後も様々なスポンサーと共に放送が続けられました。最終的に1987年4月に番組は終了しましたが、その1年半後には菊池桃子が『シルキーSOUND SPECIAL 桃子とおしゃれNIGHT』で文化放送のメインパーソナリティに復帰することとなります。

放送時間とネット局

ここでは、文化放送での放送時間と放送されたネット局についても振り返ります。

放送時間

• - 桃子・ファーストフライト / アクションクラブ・桃子ハート通信：日曜日 9:30 - 10:00
• - 桃子ぽいね：

- 月曜日〜金曜日 21:45 - 21:55（1985年4月 - 1986年3月）
- 月曜日〜金曜日 23:30 - 23:40（1986年4月 - 1986年9月）
- 月曜日〜金曜日 23:40 - 23:50（1986年10月 - 1987年4月）

ネット局

• - STVラジオ：22:40 - 22:50（1985年4月 - 1985年9月）
• - 信越放送：22:25 - 22:35（1985年10月 - ）
• - 山梨放送：21:20 - 21:30（1986年10月 - 1987年4月）
• - 静岡放送：22:00 - 22:10（1986年10月 - 1987年4月）
• - 他、多くの地方ラジオ局でも放送されました。

このように『桃子ぽいね』は、菊池桃子の個性的なトークとリスナーとの交流を深める内容で、多くの人に愛された番組でした。

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