シルバースラッガー賞受賞者一覧 (遊撃手)

シルバースラッガー賞とは

シルバースラッガー賞は、メジャーリーグベースボール（MLB）において、その年に特に優れた打撃成績を残した選手に贈られる名誉ある賞です。この賞はナショナルリーグとアメリカンリーグの各リーグごとに設けられ、各ポジションから1名ずつ、合計9名の選手が選出されます。選考は各チームの監督やコーチの投票によって行われます。

アメリカンリーグでは、指名打者制が採用されていますので、指名打者が投手に代わって選ばれることになります。この賞の起源は1980年にさかのぼり、ケンタッキー州ルイビルのバットメーカー、ヒラリッチ＆ブラズビー社が始めたものです。賞の名称は同社が製造する人気バット「ルイビル・スラッガー」に由来しています。受賞者には高さ約91センチのトロフィーが贈られます。

遊撃手部門の記録

シルバースラッガー賞の中でも特に注目されるのが遊撃手部門です。史上最多の受賞回数を誇るのはバリー・ラーキンで、なんと9回もの受賞を果たしています。続いて、アメリカ野球殿堂入りを果たしたカル・リプケン・ジュニアは1983年から1994年の間に8回この賞を獲得しています。

アレックス・ロドリゲスはヤンキースに移籍後、2004年に三塁手へ転向する前に遊撃手として7回受賞し、その後三塁手としても3回受賞を果たしました。遊撃手として5回の受賞を記録している選手はデレク・ジーターのみであり、さらに3回受賞しているのはエドガー・レンテリアとアラン・トランメルの2人です。

シルバースラッガー賞受賞年のシーズン記録

アレックス・ロドリゲスは、シルバースラッガー賞を受賞した年に様々なシーズン記録を樹立しました。例えば、1996年には打率.358、長打率.631、2000年には出塁率.420、2002年には57本塁打を記録しています。特に打点では、ミゲル・テハダが2004年に記録した150打点が遊撃手部門での最も多い数字です。

ナショナルリーグにおいても、遊撃手のシーズン記録が様々あります。例えば、バリー・ラーキンは1989年に打率.348、1996年には出塁率.410を記録しました。長打率ではリッチ・オーリリアが2001年に.572を打ち、本塁打は同年に37本を記録しました。また、打点はハンリー・ラミレスが2009年に106打点を記録しています。

歴代受賞者

シルバースラッガー賞は、受賞者たちの業績が評価される重要な場となっており、その歴史には多くの偉大な選手たちが名を連ねています。特に遊撃手部門においては、数多くの名選手がこの賞を受賞し、その才能を証明しています。

このように、シルバースラッガー賞はMLBでの打撃の優れた選手たちを讃える重要な賞であり、毎年多くのファンに期待されています。

もう一度検索