シンガポール・ケーブルカー

シンガポール・ケーブルカー

シンガポール・ケーブルカーは、シンガポール南部、マウント・フェーバーのジュエルボックス駅からハーバーフロント駅を経由して、セントーサ島までを結ぶロープウェイです。運行会社ではケーブルカーと称していますが、構造的には日本の基準でロープウェイに該当します。英語圏では、索道全般をcable carと呼ぶこともあります。

概要

1974年2月15日に開業したシンガポール・ケーブルカーは、シンガポール島とセントーサ島の間を、港の上空、海を越えて運行しています。各キャビンの定員は大人6名で、一方向あたり1時間で最大1400人を輸送できます。ケーブルのすぐ上には、電話線に沿って27個の赤い航空障害灯が設置されています。料金は往復で大人35シンガポールドル、子供25シンガポールドルです。

沿革

1974年2月15日：開業。
1983年1月29日：通過した船舶がロープウェイに接触し、キャビンが海に転落する事故が発生。
1988年：通算搭乗者数が1000万人を突破。
1994年：キャビンを交換。
1995年：通算搭乗者数が2000万人を突破。
1997年：通算搭乗者数が2500万人を突破。
1999年：床がガラス張りで下が見えるキャビンを導入（翌年にも追加）。

施設

The Jewel Box Station：海抜93m。マウント・フェーバーに位置する駅。
Seah Im Tower：海抜80m。
Harbourfront Station：海抜69m。MRT北東線と接続。
Selegu Tower：海抜88m。
Sentosa Station：海抜47m。セントーサ島にある駅。

事故

1983年1月29日、パナマ船籍の石油採掘船がロープウェイの下を通過する際にケーブルに接触し、2つのキャビンが55メートル下の海に落下、7名が死亡する痛ましい事故が発生しました。現在では、セントーサ島とシンガポール島の間には橋が架けられ、大型船舶がロープウェイの下を通過することはできなくなっています。

その他

関連項目
セントーサ・エクスプレス - 並行するモノレール路線。
都市索道
外部リンク
* 公式ウェブサイト

シンガポール・ケーブルカーは、シンガポールの美しい景色を空から楽しめる人気の観光アトラクションです。スリル満点の空中散歩を体験してみてはいかがでしょうか。

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