シンクレアジョセフ孝ノ助

シンクレア ジョセフ 孝ノ助について

シンクレア ジョセフ 孝ノ助（シンクレア）は、2001年6月12日に埼玉県吉川市で生まれたカナダ出身のプロ野球選手です。ポジションは投手で、現在は埼玉西武ライオンズに所属しています。彼の登録名でもある「シンクレア」は、カナダ系の名前を反映したものとなっています。

経歴

プロ入り前

シンクレアは日本人の母とカナダ人の父を持つ環境で育ちました。生後6か月の時に家族と共にカナダへ移り住み、野球との出会いは母から教えられた日本人選手の活躍がきっかけでした。特に、MLB中継でのイチローや松坂大輔の姿に影響を受け、ソフトボールを始めました。

小学校2年生の頃、一時的に日本で生活していた際には、地元の少年軟式野球チーム「吉川ストーム」で野球を本格的に取り組むようになりました。その後、再びカナダに戻り、リトルリーグでプレーを続けました。2014年にはリトルリーグ世界選手権のカナダ代表選手として選ばれるなど、早くからその才能を発揮していました。不思議なことに、日本で野球を始めた当初は遊撃手でしたが、小学4年生からは投手としての道を歩むことになります。

ジョンオリバー高校を卒業後、アメリカのコチス短大とメアリー大学へ進学。アメリカでの4年間にはMLBスカウトの視察もありましたが、アピールの機会に恵まれなかったこともあったようです。しかし、卒業が迫る中、彼は「野球を諦めたくない」と思い、日本でのプレーを目指すことにします。そして、2023年のシーズン途中、四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスへ入団が決まりました。

四国IL・徳島時代

2023年5月26日には選手として公示され、6月2日に契約選手となりました。プロ初登板は6月7日の香川オリーブガイナーズ戦であり、2回1失点（自責点0）という結果を残しました。シーズン後期には10試合に登板し、11試合の登板で1勝0敗、防御率0.67という素晴らしい成績を収めました。この活躍により、10月26日のドラフト会議で埼玉西武ライオンズから育成1位指名を受け、11月14日に仮契約を結びました。

選手としての特徴

シンクレアの持ち球は多彩で、最速151km/hの直球をはじめ、ツーシーム、スライダー、スプリットがあります。彼のツーシームとスライダーは特に横変化が大きく、本人も「日本の野球界ではあまり見ないと思います」と話しています。また、ストレートもシュート方向への変化が特徴的で、ゴロを生み出す左腕としての能力を持っています。

詳細情報

シンクレアは2023年シーズン、背番号47でプレーしており、2024年からは125に変更されます。彼の成績や登場試合数は、四国アイランドリーグplusのデータサイトで確認できます。今後、埼玉西武ライオンズでの活躍が期待される若手選手として、ファンからの注目を集めています。彼の成長とプレーに注目していきましょう。

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