シンバッド七回目の航海

シンバッド七回目の航海

『シンバッド七回目の航海』（1958年）は、冒険とファンタジーが融合したアメリカ映画。後に『シンドバッド7回目の冒険』などと改題されています。シンドバッド三部作の幕開けを飾る本作では、カーウィン・マシューズが伝説の船乗りシンバッドを演じ、特撮の巨匠レイ・ハリーハウゼンが製作を手掛けました。

あらすじ

バグダッドの王子シンバッドは、チャンドラ王国との和平条約締結後、婚約者であるパリサ姫と共に帰路につきます。しかし、立ち寄った謎の島で、黒魔術師ソクラがサイクロプスに追われる場面に遭遇。シンバッドはソクラを救いますが、ソクラはサイクロプスから魔法のランプを盗もうとしていたことが判明します。

バグダッドに戻ったソクラは、シンバッドに島への再航海を提案。シンバッドが拒否すると、ソクラは黒魔術でパリサ姫を小人に変えてしまいます。姫を元に戻すには、島に棲む双頭の巨鳥ロック鳥の卵の殻が必要だと告げられたシンバッドは、仲間と死刑囚を集め、再び冒険の旅に出発します。

航海中、死刑囚たちの反乱に遭いながらも、なんとか島へたどり着いたシンバッド。そこでは、一つ目の巨人サイクロプス、ドラゴン、そして本性を現したソクラが操る骸骨剣士が待ち受けていました。魔法のランプの力を借りながら、数々の困難を乗り越え、シンバッドはついにロック鳥の卵の殻を手に入れ、パリサ姫を元の姿に戻すことに成功します。

最後に、パリサ姫はランプの精の願いを聞き入れ、魔法のランプをマグマの中へ。ランプの呪縛から解放された精霊は、シンバッドたちの前に姿を現し、感謝の意を伝えるのでした。

キャスト

シンバッド：カーウィン・マシューズ
パリサ姫：キャスリン・グラント
ソクラ：トリン・サッチャー

関連作品

原子怪獣現わる：本作に登場するドラゴン（タロ）の造形物が流用されています。

外部リンク

シンバッド七回目の航海 - allcinema
シンバッド 七回目の航海 - KINENOTE
The 7th Voyage of Sinbad - オールムービー（英語）
The 7th Voyage of Sinbad - IMDb（英語）
* The 7th Voyage of Sinbad - Rotten Tomatoes（英語）

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