ジェイク・ディークマン

ジェイコブ・ディークマン：異彩を放つジャーニーマン左腕

ジェイコブ・タナー・ディークマン（Jacob Tanner Diekman）は、1987年1月21日生まれ、アメリカ合衆国ネブラスカ州出身のプロ野球選手です。現在はアトランタ・ブレーブス傘下に所属する左投左打の投手として、メジャーリーグ（MLB）での活躍を目指しています。

プロ入りからMLBデビュー

2007年のMLBドラフトでフィラデルフィア・フィリーズから30巡目指名を受けプロ入り。当初は先発投手として育成されましたが、2009年からはリリーフに転向。

2012年5月、ついにメジャーデビューを果たします。ヒューストン・アストロズ戦で初登板し、1.1イニングを無失点に抑え、チームのサヨナラ勝ちに貢献。幸先の良いスタートを切りました。

ジャーニーマンとしてのキャリア

その後、ディークマンは数多くの球団を渡り歩くことになります。2015年、テキサス・レンジャーズへ移籍すると、投球内容が改善。防御率2.08と安定した成績を残しました。しかし、その後もアリゾナ・ダイヤモンドバックス、カンザスシティ・ロイヤルズ、オークランド・アスレチックス、ボストン・レッドソックス、シカゴ・ホワイトソックス、タンパベイ・レイズ、ニューヨーク・メッツと、様々なチームでプレーしました。

2025年にはアトランタ・ブレーブスとマイナー契約を結び、再びメジャーの舞台を目指しています。

プレースタイル

ディークマンは、サイドスロー気味のスリークォーターから繰り出す最速153km/hのツーシームが特徴です。この球種を全体の70%以上投げており、次いでスライダーを投げています。高い奪三振能力を誇り、通算奪三振率は11.03を記録していますが、制球難という課題も抱えています。

ハッチ賞受賞

2017年には、慢性的な大腸炎の手術からの復帰を果たし、ハッチ賞を受賞。困難を乗り越えてカムバックしたディークマンの姿は、多くの人々に感動を与えました。

今後の活躍に期待

数々のチームを渡り歩き、その経験を活かしてマウンドに立ち続けるディークマン。今後の活躍から目が離せません。

主な所属球団
フィラデルフィア・フィリーズ (2012-2015)
テキサス・レンジャーズ (2015-2018)
アリゾナ・ダイヤモンドバックス (2018)
カンザスシティ・ロイヤルズ (2019)
オークランド・アスレチックス (2019-2021)
ボストン・レッドソックス (2022)
シカゴ・ホワイトソックス (2022-2023)
タンパベイ・レイズ (2023)
ニューヨーク・メッツ (2024)
アトランタ・ブレーブス (2025-)

獲得タイトル・表彰
* ハッチ賞 (2017)

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