ジェイク・トンプソン

ジェイコブ・キース・トンプソン（Jacob Keith Thompson）は、1994年1月31日にアメリカ合衆国テキサス州で生まれたプロ野球選手です。右投右打の投手であり、現在はメキシカンリーグのユカタン・ライオンズに所属しています。

プロ入りとタイガース傘下時代

2012年のMLBドラフトで、デトロイト・タイガースから2巡目（全体91位）で指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。ルーキー級ガルフ・コーストリーグ・タイガースでプロデビューを果たし、7試合に先発登板し、1勝2敗、防御率1.91、31奪三振という成績を記録しました。2013年にはA級ウェストミシガン・ホワイトキャップスで17試合に登板し、3勝3敗、防御率3.13、91奪三振の成績を残しました。2014年にはA+級レイクランド・フライングタイガースとAA級エリー・シーウルブズでプレーし、オールスター・フューチャーズゲームにも選出され、勝利投手となりました。

レンジャーズ傘下時代

2014年7月、ホアキム・ソリアとのトレードでテキサス・レンジャーズへ移籍しました。移籍後はAA級フリスコ・ラフライダーズに配属され、シーズンを通して25試合に登板、10勝5敗、防御率3.12、130奪三振という成績を収めました。2015年には、カナダで開催されたパンアメリカン競技大会の野球アメリカ合衆国代表に選出されています。

フィリーズ時代

2015年7月には、コール・ハメルズらとのトレードでフィラデルフィア・フィリーズへ移籍。AA級レディング・ファイティン・フィルズでプレーし、2球団合計で24試合に先発登板、11勝7敗、防御率3.73、112奪三振の成績を挙げました。2016年にはAAA級リーハイバレー・アイアンピッグスを経てメジャーデビューを果たし、サンディエゴ・パドレス戦で初登板。続くコロラド・ロッキーズ戦でメジャー初勝利を記録しました。この年、メジャーでは10試合に先発し、3勝6敗、防御率5.70、32奪三振の成績を残しました。

2018年8月、ジャスティン・ボーアの加入に伴い、DFA（Designated for assignment）となりました。

ブルワーズ傘下時代

2018年8月、ミルウォーキー・ブルワーズへ金銭トレードで移籍。AAA級コロラドスプリングス・スカイソックスへ配属されましたが、9月には40人枠から外れました。

ロッテ・ジャイアンツ時代

2018年12月、韓国プロ野球のロッテ・ジャイアンツと契約。しかし、2019年6月にウェーバー公示され、退団となりました。

エンゼルス傘下時代

2019年12月、ロサンゼルス・エンゼルスとマイナー契約を締結し、スプリングトレーニングに招待選手として参加しました。しかし、2020年は新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグのシーズンが中止となり、登板機会がないままFAとなりました。

メキシカンリーグ時代

2021年5月、メキシカンリーグのユカタン・ライオンズと契約し、現在に至ります。

投球スタイル

沈む速球とカーブを効果的に織り交ぜる投球が特徴です。高校時代には強打の一塁手としても注目されていました。

年度別投手成績

(省略)

記録

オールスター・フューチャーズゲーム選出：1回（2014年）

背番号

44（2016年 - 2018年）
50（2019年）

代表歴

2015年パンアメリカン競技大会 アメリカ合衆国代表

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