ジェイク・マリスニック

ジェイコブ・ショーン・マリスニック（Jacob Shawn Marisnick）は、1991年3月30日生まれのアメリカ合衆国出身のプロ野球選手です。ポジションは外野手で、右投右打。現在はアトランタ・ブレーブス傘下に所属しています。

マイアミ・マーリンズ時代には、チームメイトのクリスチャン・イエリッチから「ビッグ・ファッジ（Big Fudge）」という愛称で呼ばれていました。

プロ入りとブルージェイズ傘下時代

2009年のMLBドラフトで、トロント・ブルージェイズから3巡目（全体92位）で指名され、プロ入りを果たしました。

2010年: ルーキー級ガルフ・コーストリーグでプロデビュー。シーズン途中にA級ランシング・ラグナッツへ昇格し、34試合に出場。打率.220、1本塁打、12打点、9盗塁を記録しました。
2011年: A級ランシングで118試合に出場し、打率.320、14本塁打、77打点、37盗塁と目覚ましい成績を残しました。
2012年: A+級ダニーデン・ブルージェイズとAA級ニューハンプシャー・フィッシャーキャッツでプレー。それぞれで打率.263、.233などを記録しました。

マーリンズ時代

2012年11月、大型トレードでマイアミ・マーリンズへ移籍しました。

2013年: A+級ジュピター・ハンマーヘッズで開幕を迎え、AA級ジャクソンビル・サンズへ昇格。67試合で打率.294、12本塁打、46打点、11盗塁を記録し、7月にメジャー昇格を果たしました。7月23日のコロラド・ロッキーズ戦でメジャーデビューし、7月31日のニューヨーク・メッツ戦でメジャー初本塁打を放ちました。
2014年: AAA級ニューオーリンズ・ゼファーズで開幕を迎え、メジャーとAAAを行き来するシーズンとなりました。

アストロズ時代

2014年7月、トレードでヒューストン・アストロズへ移籍。

2015年: 中堅のレギュラーに定着し、133試合に出場。打率.236ながら、28本の長打と24盗塁を記録しました。
* 2016年: 引き続き中堅手として起用され、118試合に出場。打率.209ながら、5本塁打、21打点、10盗塁を記録しました。

2019年7月7日のロサンゼルス・エンゼルス戦では、ジョナサン・ルクロイとのクロスプレーでルクロイに脳震盪と鼻骨骨折の重傷を負わせ、物議を醸しました。しかし、その後の対エンゼルス戦で報復死球を受けそうになった際には紳士的な対応を見せ、乱闘を未然に防ぎました。

メッツ、カブス、パドレス、パイレーツ時代

2019年12月にメッツへ移籍後、2021年にはカブス、パドレスと渡り歩きました。2022年にはパイレーツと契約しましたが、シーズン途中に自由契約となっています。

ブレーブス傘下、ドジャース、エンゼルス傘下時代

2022年9月にブレーブスとマイナー契約を結び、2023年はドジャース、エンゼルス傘下でプレー。2024年はエンゼルス傘下AAAで開幕を迎えましたが、メジャー昇格はなりませんでした。

第2次ブレーブス傘下時代

2025年2月、ブレーブスとマイナー契約を結び、3年ぶりに復帰しています。

マリスニックは、MLB通算で多くの試合に出場し、俊足と堅守でチームに貢献してきました。2019年のクロスプレーは物議を醸しましたが、その後の紳士的な対応は高く評価されています。常に全力プレーでファンを魅了する選手です。

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