ジェイク・ラム

ジェイコブ・ラム：波瀾万丈な野球人生を歩むスラッガー

ジェイコブ・ライアン・ラム（Jacob Ryan Lamb）は、1990年10月9日生まれ、アメリカ合衆国ワシントン州シアトル出身のプロ野球選手です。右投左打の内野手として、MLBの様々なチームでプレーしてきました。愛称は「ランボー」。

プロ入り前

2009年のMLBドラフトでピッツバーグ・パイレーツから指名を受けますが、契約せずにワシントン大学へ進学します。この決断が、彼の野球人生に大きな影響を与えることになります。

プロ入りとダイヤモンドバックス時代

2012年のMLBドラフト6巡目でアリゾナ・ダイヤモンドバックスから指名され、プロ入りを果たします。ルーキー級ミズーラ・オスプレイでのデビュー後、着実にステップアップ。A+級バイセイリア・ローハイドでは、打率.303、13本塁打と才能を発揮し、カリフォルニアリーグのオールスターにも選出されました。

2014年にはAA級モービル・ベイベアーズで打率.318、14本塁打、79打点と大活躍し、サザンリーグのオールスターに選ばれます。AAA級リノ・エーシズを経て、同年8月7日にダイヤモンドバックスとメジャー契約を結び、念願のメジャーデビューを果たしました。

カンザスシティ・ロイヤルズ戦で「6番・三塁手」として先発出場し、メジャー初安打初打点を記録。その後は三塁に定着し、37試合に出場しました。

2015年は開幕ロースター入りを果たすも、左足の故障で一時離脱。復帰後は107試合に出場し、打率.263、6本塁打を記録しました。

2017年は自身初のオールスターに選出されるなど、充実したシーズンを過ごしますが、2018年は不調に苦しみ、左肩手術のためシーズンを終えることになります。2020年にはDFAとなり、自由契約となりました。

アスレチックス、ホワイトソックス、ブルージェイズ時代

2020年9月にはオークランド・アスレチックスと契約。その後、アトランタ・ブレーブスとの契約を経て、シカゴ・ホワイトソックスへ移籍します。2021年にはトロント・ブルージェイズへ移籍しますが、結果を残せず自由契約となります。

ドジャース、マリナーズ、エンゼルス時代

2022年にはロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約。その後、シアトル・マリナーズへ移籍しますが、同年中に自由契約となります。2023年はロサンゼルス・エンゼルスで開幕ロースター入りを果たしますが、再びDFAとなり、自由契約となりました。

ヤンキース、パイレーツ傘下時代

2023年7月にはニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結びますが、メジャー昇格は叶わず。2024年にはピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結びましたが、メジャー昇格はなりませんでした。

ジャイアンツ傘下時代

2025年1月27日、サンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約。スプリングトレーニングに招待選手として参加し、メジャー昇格を目指します。

プレースタイル

ジェイコブ・ラムは、2016年に29本塁打、2017年に30本塁打を記録した長打力が最大の魅力です。一発で試合の流れを変えることができる、貴重なスラッガーです。

詳細情報

MLBオールスターゲーム選出：1回（2017年）
背番号：19, 22, 4, 23, 2, 18

様々なチームを渡り歩き、苦難を乗り越えながらも野球への情熱を燃やし続けるジェイコブ・ラム。今後の活躍に期待が高まります。

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