ジェイド (キン肉マンII世)

ジェイド：キン肉マンII世を彩る新世代超人

ジェイドは、ゆでたまご氏原作の漫画『キン肉マンII世』に登場する人気キャラクターです。アニメ版では野島健児さんが声を担当しました。ドイツ出身の新世代超人として、ヘラクレス・ファクトリー（H・F）2期生としてデビュー。当初はキン肉万太郎ら1期生と対立していましたが、後に共闘する仲間となります。

生い立ちと師事

ジェイドは両親に恵まれず、幼少期を孤児として過ごしました。超人であることから周囲から疎まれましたが、親切な老夫婦に拾われ、普通の少年として生活を送ります。しかし、老夫婦が超人差別主義者によって襲われたのを目撃したことで、超人としての力を正義のために使うことを決意。その後、ブロッケンJr.の指導の下、厳しい修行を積み、優れた格闘家へと成長しました。ブロッケンJr.から伝授された技の数々は、ジェイドの大きな武器となります。

H・F一期生・二期生入れ替え戦

H・Fの卒業試験では、バッファローマンを僅か5分で撃破する実力を見せつけました。その後行われた一期生との入れ替え戦では、ガゼルマン、スカーフェイスといった強豪と対戦。ガゼルマン戦では、胸のドクロの徽章を嘲笑されたことに激昂し、本来使用禁止とされていた「ベルリンの赤い雨」で勝利を収めます。続くスカーフェイス戦では、心理攻撃に屈し、右腕を負傷するも、スカーフェイスへの敬意を忘れず、激励の言葉を贈りました。

超人オリンピック ザ・レザレクション編

超人オリンピックではドイツ代表として出場。最終予選を突破し、ヒカルドと対戦しますが、「ロード・オブ・ダークネス」と化したヒカルドの前に敗北。重傷を負い、意識不明の重体となります。しかし、キン肉万太郎の呼びかけで意識を取り戻し、万太郎にヒカルド打倒を託します。この戦いを機に、ブロッケンJr.はジェイドの独り立ちを認め、彼のもとを去りました。

その後の活躍と究極の超人タッグ編

「悪魔の種子編」では、ジェネラル・パラストとの戦い、そして「究極の超人タッグ編」では、タイムワープの8超人として20世紀へ。ケビンマスク救出という目的を胸に、スカーフェイスとタッグを組み、激闘を繰り広げます。ネプチューンマン＆セイウチンとの試合では、歴史の改変により「ベルリンの赤い雨」が使えず苦戦。スカーフェイスとの衝突もあったものの、新たな必殺技「ブロッケンの帰還」を会得し、共に戦い抜きます。最終的には敗北するものの、セイウチンの正義の心を取り戻すきっかけを作りました。

技とプロフィール

ジェイドの主な技には、「ベルリンの赤い雨」、「ビーフケーク・ハマー」、「SSD（スタイナー・スクリュー・ドライバー）」などがあります。「究極の超人タッグ編」では、ブロッケンJr.から伝授された新必殺技「ブロッケンの帰還」も使用。

身長187cm、体重93kg、超人強度116万パワー。金髪にエメラルドグリーンの瞳が特徴です。「緑の闘い人」「ベルリンの蒼い矢」など、数々の異名を持っています。

人気とゲームへの登場

『キン肉マンII世』のキャラクター人気投票では、上位にランクインする人気を誇ります。ゲーム『キン肉マンII世 ドリームタッグマッチ』などにも登場し、プレイヤーキャラクターとして活躍しています。

まとめ

ジェイドは、熱血漢で真面目な性格の裏に、精神的な脆さを持つ複雑なキャラクター。そのギャップと、幾多の激闘を戦い抜く姿は、多くのファンを魅了しています。ブロッケンJr.との師弟関係、仲間との絆、そして自身の葛藤を通して、成長を続けるジェイドの物語は、『キン肉マンII世』を語る上で欠かせない要素となっています。

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