超人オリンピック

超人オリンピックとは

超人オリンピックは、ゆでたまごの漫画『キン肉マン』および『キン肉マンII世』に登場する、宇宙超人委員会が主催する架空の格闘技大会です。ヒーローオリンピックとも呼ばれ、世界中の超人たちが最強の座をかけて競い合います。

大会の概要

この大会は、超人の中から世界一を決定するために開催され、過去に22回開催されています。第20回と第21回大会は『キン肉マン』、第22回大会は『キン肉マンII世』の作中で描かれました。

超人オリンピックの発祥はギリシアとされています。本戦は日本で行われますが、これは過去に「カピラリア大災害」という厄災から日本の国立競技場周辺だけが守られたという伝説に基づき、宇宙超人委員会がその地を神聖視しているためです。

大会回数の数え方について、作中での回数（第20回から数えて）を基準に「第1回」「第2回」と表記される場合もあります。

なお、『キン肉マンII世』のアニメ版では大会名が超人ワールドグランプリ、『キン肉マン 完璧超人始祖編』では超人ワールドカップに変更されています。また、スピンオフ作品『キン肉マンII世〜オール超人大進撃〜』では、超人一等祭という類似の大会が開催されました。

参加資格とルール

参加資格は、基本的に正義超人（残虐超人を含む）に限られています。悪魔超人や完璧超人は参加できません。ただし、第22回大会では「23歳以下の若い超人」という制限が設けられ、例外として69歳のカニベースがオーバーエイジ枠で出場しました。

参加者は、まず各国で行われる予選を勝ち抜き、さらに日本国内での予選を通過する必要があります。本戦のルールは、基本的に超人格闘技のルールに準じますが、大会ごとに特別なルールが設けられることもあります。

例えば、第20回大会の決勝では、負けた超人が国外追放となるルールがありました。また、第21回大会の準決勝では、対戦相手を棺桶に放り込むまで勝ちとならない「棺桶デスマッチ」が行われました。第22回大会では、セコンドは1人に限定され、しかも同国の超人でなければならないというルールが追加されています。

殺傷行為は競技上の事故として扱われ、罪には問われません。

大会に関するその他事項

優勝者には、宇宙超人ヘビー級のタイトルが贈られます。優勝者は世界遠征を行い、タイトル防衛戦を行います。また、場合によってはタイトルを剥奪されることもあります。

出場者には金銭が支払われるようで、カレクックが「第20回大会のギャラをまだ貰っていない」と発言したことがあります。チャンピオンベルトは時価1億円とされています。

歴代大会

以下に、過去の主な大会と優勝者をまとめます。

第6回大会
開催年：不明
優勝者：ドリーマン（アメリカ合衆国） - テリーマンの父
第9回大会
開催年：不明
優勝者：キン肉真弓 - キン肉マンの父
第10回大会
開催年：不明
優勝者：キン肉真弓
第11回大会
開催年：1948年
優勝者：ハラボテ・マッスル
準優勝：キン肉真弓
第18回大会
開催年：1972年
優勝者：ウルドラマン（日本）
第19回大会
開催年：1975年（1976年？）
優勝者：ロビンマスク（イギリス）
準優勝：ウルドラマン（日本）
大会委員長：ハラボテ・マッスル
第20回大会
開催年：1980年
優勝者：キン肉マン（日本）
準優勝：ロビンマスク（イギリス）
第3位：テリーマン（アメリカ合衆国）
第4位：ラーメンマン（中国）
大会委員長：ハラボテ・マッスル
参加超人：75000人
決勝トーナメント進出超人：8人
第21回大会（超人オリンピック ザ・ビッグファイト）
開催年：1981年
優勝者：キン肉マン（日本）
準優勝：ウォーズマン（ソビエト連邦）
第3位：ラーメンマン（中国）
第4位：ウルフマン / リキシマン（日本）
大会委員長：ハラボテ・マッスル
参加超人：10万人
決勝トーナメント進出超人：12人
第22回大会（超人オリンピック ザ・レザレクション）
開催年：2018年
優勝者：ケビンマスク（イギリス）（アニメ版ではキン肉万太郎）
準優勝：キン肉万太郎（日本）（アニメ版ではケビンマスク）
大会委員長：イケメン・マッスル

各大会の予選・決勝トーナメント詳細

各大会の予選や決勝トーナメントの詳細については、以下を参照してください。

第19回大会
イギリス予選決勝：ロビンマスク VS ギロチン・キング
第20回大会
予選：ジャンケン、ウェイトリフティング、月への往復マラソン、バトルロイヤル
決勝トーナメント
キン肉マン
カレクック
ブロッケンマン
ラーメンマン
ザ・テリーマン
スカイマン
カナディアンマン
ロビンマスク
第21回大会（超人オリンピック ザ・ビッグファイト）
予選：超人ふるい落とし、恐怖の火炎地獄・50メートル力泳、恐怖の新幹線アタック競技、死のハイロード 50km耐久ローラーゲーム
決勝トーナメント
キン肉マン
キングコブラ
ベンキマン
チエの輪マン
キューブマン
ウルフマン
ウォッチマン
ブロッケンJr.
ラーメンマン
ティーパックマン
ウォーズマン
ペンタゴン
第22回大会（超人オリンピック ザ・レザレクション）
予選：あっち向いてホイ、だるま落としでドン!、ビーチフラッグでイェイ!、二人三脚でZEI!ZEI!
決勝トーナメント
キン肉万太郎
ウォッシュ・アス
バリアフリーマン
ザ・摩天楼
ヒカルド
ジェイド
プリクラン
デストラクション
イリューヒン
チヂミマン
ケビンマスク
レゴックス

架空の大会

「もし第3回超人オリンピックがおこなわれたら」という企画で、架空の第3回超人オリンピックが設定されました。

開催年：198X年
参加超人：58000人
決勝トーナメント進出超人：8人
予選：ジャンケン、水泳、ウェイト・リフティング、マラソン
決勝トーナメント
キン肉マン
ジェロニモ
ウルフマン
ロビンマスク
バッファローマン
ブロッケンJr.
テキサス・ハリケーン
ウォーズマン

歴代優勝者

超人オリンピックチャンピオンベルト裏側に刻印されている歴代優勝者は、原作とアニメ版で異なっています。

原作
HURAN GOOCHI
RUTERS
GIN KINSUKI
BADY ROGAS
RUTERS (2度目)
DORYMAN
HARY REIS
GIYATK BURIS
BO BU
BA BA
GIYATK BURIS (2度目)
TERYO
HARR????
DASTYRO??
HARY MAN
BA BA (2度目)
SINIA MAN
MAYUMI
URDORMAN
ROBINMASK
KINNIKUMAN
アニメ版
LOU THESZ
GIN KINSUKI
KINNIKU MAYUMI
DORY MAN JR
HARLY RACE MAN
JACK BRISCO
GIANT BABA
TOMMY RICH
KEVIN VON ERICH
KINTARO OKI
JUMBO TSURUTA
ROBIN MASK
KINNIKU MAN

超人オリンピックは、キン肉マンの世界において、超人たちの熱い戦いを描く重要な舞台であり、ファンにとって非常に魅力的なコンテンツです。

もう一度検索