ジェイミー・バーク

ジェイミー・バーク（James Eugene Burke, 1971年9月24日 - ）は、オレゴン州ローズバーグ出身の元プロ野球選手です。主に捕手として活躍しましたが、一塁手、三塁手、右翼手、さらには投手としても出場経験を持つ、非常にユーティリティ性の高い選手でした。右投右打。

オレゴン州立大学時代には、野球だけでなくアメリカンフットボールにも取り組み、キッカーとしてチームに貢献しました。1993年、カリフォルニア・エンゼルスからドラフト9巡目で指名を受け、プロとしてのキャリアをスタートさせます。メジャーリーグデビューは2001年5月9日でした。

2003年にはシカゴ・ホワイトソックスへ移籍し、その後2005年シーズン終盤にはテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結びました。2006年はメジャーでの出場機会はありませんでしたが、2007年にはシアトル・マリナーズの春季キャンプに招待され、城島健司選手の控え捕手として契約を勝ち取りました。そして、この年の最終戦でプロ入り初となる本塁打を放ちました。

2004年と2007年には比較的多くの出場機会を得ており、いずれのシーズンでも打率3割を超える好成績を残しています。

2008年7月6日、デトロイト・タイガース戦で、バークは自身初の投手としての登板を経験しました。この試合、先発出場していた城島健司選手が8回に代走を送られて交代し、9回からバークが捕手として出場しました。1-1の同点で迎えた延長15回表、マリナーズのブルペンにはブランドン・モロー、アーサー・ローズといったリリーフ投手が控えていましたが、モローは直近5日間で4試合に登板しており、ローズは左腕に違和感があったため、当時のジム・リグルマン監督は、マイナー時代に投手の経験があったバークを7番手投手として起用することを決断しました（他の野手、例えばエイドリアン・ベルトレ、ウィリー・ブルームクイスト、イチローなども登板を志願していたといいます）。

バークは、先頭打者のミゲル・カブレラ選手に二塁打を打たれ、その後暴投と犠牲フライで勝ち越し点を献上してしまいました。イバン・ロドリゲス選手、エドガー・レンテリア選手を打ち取ったものの、チームは1-2で敗れ、バークは敗戦投手となりました。この時、球場のスピードガンでは最速86マイル（約138キロ）を記録しました。

2009年9月にはワシントン・ナショナルズへ移籍しましたが、2010年は1試合の出場に終わりました。

引退後は、マイナーリーグの監督として、次世代の育成に力を注いでいます。

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外部リンク

MLB 選手情報
ESPN 選手情報
Baseball-Reference 選手情報
Fangraphs 選手情報
The Baseball Cube 選手情報
Baseball-Reference (Register) 選手情報

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