ジェイミー・ロマック

ジェームズ・ロバート・ロマック

概要

ジェームズ・ロバート・ロマック（James Robert Romak）は1985年9月30日、カナダのオンタリオ州ロンドンに生まれた元プロ野球選手です。内野手として、右投げ右打ちの選手でした。彼はMLBをはじめ、日本のプロ野球や韓国リーグでもプレーした経験を持ち、特にパワーヒッターとして知られています。

プロ入りからの経歴

ブレーブス傘下時代

ロマックは2003年のMLBドラフトでアトランタ・ブレーブスから指名を受けてプロの世界に入りました。ルーキーリーグで始めた彼の最初の2年間は、打率が低く苦しみましたが、次第に成績を残し始め、2006年にはA級ローム・ブレーブスで108試合に出場し、16本塁打を放つなど、少しずつ成長していきました。

パイレーツ傘下での挑戦

その後、2007年にピッツバーグ・パイレーツにトレードされ、A級ヒッコリー・クロウダッズなど、さまざまなマイナーチームでプレーしました。成績は安定せず、AA級アルトゥーナでの成績は振るわなかったものの、再度A+級で活躍する場面もありました。

ロイヤルズ傘下での飛躍

2010年にはカンザスシティ・ロイヤルズに移籍し、A+級ウィルミントン・ブルーロックスで打率.304を記録。AA級ノースウエストアーカンソーでも安定した打撃を示し、多くの期待を寄せられる選手になりました。特に彼は2011年にIBAFワールドカップのカナダ代表として銅メダルを獲得するなど、国際舞台でも結果を残しました。

カージナルスとドジャースでの経験

2012年にセントルイス・カージナルスに移籍した後、特にAAA級メンフィス・レッドバーズで活躍しました。その後、ロサンゼルス・ドジャースにも所属し、2014年にメジャーデビューを果たしますが、出場機会は限られ、低迷。ドジャース在籍中には、期待に応えられずDFA（指名解除）となる苦しい時期もありました。

KBOリーグでの躍進

2015年には横浜DeNAベイスターズに日本プロ野球に参加。三塁手として期待されましたが、成績はふるわずわずか30試合で打率.113と苦戦。続くサンディエゴ・パドレス傘下では、AAA級で印象的な成績を残し、再びKBOリーグに挑むことに。

SK・SSG時代

2017年にSKワイバーンズと契約し、韓国の地で新たなキャリアを築きました。彼は短期間で多くの本塁打を記録し、特に2018年には43本を放つ活躍を見せました。2019年のKBOオールスターゲームではファン投票で選出され、ホームランダービーでも優勝し、注目を集めました。

現役引退後

2022年には故郷カナダで野球選手育成組織のプレーヤー・パフォーマンス・ディレクターに就任し、次世代選手の育成に努めています。ロマックのプロ野球選手としての豊富な経験は、若い才能を引き出すために大いに役立っていることでしょう。彼の物語は、挑戦を続けた結果、多くのファンの心に残るものとなっています。

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